最近また不登校の三男との折り合いの悪さに悩んでいる母です。
三者面談や家庭での話し合いを経て、本人も意識が変わってきたかと思っていたのですが…。
塾はちゃんと通っていて、冬期講習は年末大みそかまで受講するほど熱心だったんですけどね。
やはり中学校に登校するのは嫌なのか、始業式は早速欠席。
そして三連休明けには冬休みの課題確認テストなるものがありましたがこれまた欠席!
寒波襲来の影響もあったかもしれませんが、これには主人も黙っていられなかったようで厳重注意。
もう学校が全てでないことは親も分かってるので、行けないならしょうがないのは分かっています。
でもそれなのに「全日制の高校に行きたい」なんて言うから困りもの…。
諦めの早い母親は不登校の子には通信制高校が最適なのではと考えているんですけどね。
何しろ公立の通信制高校なら学費は実質無料だし、私立は面倒見が良くて不登校の子でも安心して通うことができそうなのです。
今日の記事が子供が不登校で中学校卒業後の進路に悩む方の参考になれば幸いです。
目次
不登校の子供に学費の安い通信制高校がおすすめな理由
欠席日数が多いと全日制の高校受験は難しい
三男の現在の希望は全日制の職業科高校です。
親としては別に普通科でもいいんですけど勉強にはあまり興味がないみたい(笑)
どちらにしろ全日制の高校を受験するなら欠席日数が重要となってきます。
3年間で30日以上欠席すると審議の対象となり、自己申告書を提出したり不登校枠での受験となる可能性が高くなります。
ただ進学校だと不登校枠は存在しないという噂もあります。
実際は公表されないため分かりませんが、学力だけで合格させても後に通えなくなって中退されると高校側も困りますからね。
勉強はできるのに行きたい高校を選べなかったり、受験で条件が厳しくなるのが不登校の辛いところです。
デメリットも承知の上で学校に行かないならしょうがないですが…。
それに私立高校は公立よりも欠席日数に厳しい傾向があるようです。
どうしても行きたい高校があるなら個別相談に足を運んで熱意を伝えるしかなさそうです。
途中で通信制高校に編入すると学費や制服代が無駄に
それでもなんとか子供の希望を叶えてあげたいのが親心というもの。
当日の試験でボーダーラインをはるかに上回ったり、定員割れしているような高校であれば合格の可能性はあります。
我が家もそれを期待して塾通いは続けようと思っています。
でもそれで合格してもめでたし!といかないのが不登校だった子。
徒歩で行ける中学校に通えないような子が高校生になったからって、雨の日や寒い日も自転車で30分とか電車とバス乗り継いで通ったりとかできるでしょうか?
特定のいじめっ子や嫌な先生がいたという理由なら原因が取り除かれたわけですから可能かもしれません。
しかしなんとなく不登校になった(と思える)うちの三男に関してはどうも信用ならない…。
高校は単位が取れなければ容赦なく留年や自主退学の道が待っています。
それも自己責任ですからいいでしょう、と言えるようになりたいですが入学金や制服代が無駄になるのは勿体ないですよね?
私立高校だったらざっくり50万円くらいはかかりそうです。
中退したとしたら最終学歴は中卒で、それで仕事が見つかればいいですが現実は厳しいもの。
やはり高卒の資格を得るべく通信制高校に編入する道を選ぶ人が多いと思います。
それなら最初から通信制高校にしとけばよかった!てなりますよね(笑)
公立はもちろん、私立の通信制高校でも全日制の私立高校よりは学費が安いところが多いです。
興味のある方は無料ですし資料請求だけでもしてみてください。
通う前から心配してしまうのが親の悪い癖ですが、教育費をいくらまでかけられるかもまた大事な問題。
子供には高校受験の段階で必ず通う意思があるのかちゃんと確認しておきたいところです。
通信制高校の学費は修学支援金で実質無料になることも
高卒資格のために必要な単位と学費
通信制高校は全日制の高校や定時制の高校と並ぶ高校過程の1つです。
決められた単位を取得すれば同じ高校卒業資格が得られます。
大きな違いは登校頻度が少なく、基本的に自宅学習となることです。
そのため近年増加している不登校の生徒には適しており、資料請求したり相談会に参加する方も増えています。
卒業に必要な単位は全日制と同じ74、特別活動30です。
修学支援金で単位取得が無料
数は少ないのですが、公立の通信制高校は1単位が200円から1200円程度!
しかも世帯収入によっては修学支援金が1単位最大4812円もらえます。
これにより公立の通信制高校なら授業料(単位取得にかかるお金)は実質無料ですね。
私立の通信制高校は平均で1単位5000円から12000円程度かかります。
それでも前述の修学支援金が支給されれば、全日制の公立高校と比べても変わらないか安くなるところもありそうです。
ただし私立の通信制高校も入学金や教材費、施設設備費等が必要です。
詳しく知りたい方はまず無料の資料請求をしてみてくださいね。
行く行かないかはともかく、心の準備とお金の準備は早いに越したことはありません♪
不登校のための通信制高校公立と私立メリット・デメリット比較
公立は学費が安いがサポートが不安
学費があまりかからない公立通信制高校ですが、それには理由があります。
登校回数が少ないということは先生に質問したり相談できる機会も少ないということです。
しかも中学校卒業程度の学力があるという前提で授業が進むので、ついていくのが厳しいと感じる子もいそうです。
先生方の人件費がかからない分学費を抑えられるのでしょうが、これは卒業できるかどうか不安になるかも…。
スクーリングや試験の日程も決まっているため私立に比べたら自由度が少ないのもネックです。
学費だけでなく校風がその子に合っているか、性格を見極めて選ぶ必要があると思います。
私立は学費が高い分面倒見が良く卒業率も高い
圧倒的に数が多いのは私立の通信制高校です。
コースも種類豊富で、不登校の子に人気のありそうなプログラミングやイラストが学べたりもします。
勉強面も不登校だった生徒が多いのを踏まえて、分からないところまで遡って教えてくれたりとても親切。
私立通信制高校は学費はやや高いですがサポートが手厚いのが特徴です。
カウンセラーを設置する高校も多く、提携するサポート校で発達障害や学習障害のある生徒にも幅広く対応してもらえます。
不登校だった子も安心して通えるので卒業率も公立通信制高校より高い!
自主学習はどうしても挫折したり心が折れがちなものです。
卒業できるかどうかは最重要ですから高校の面倒見がいいのはとても助かりますね。
高卒資格は全日制じゃなく公立通信制高校でも可能
上記のメリット・デメリットを踏まえて、最初は通信制高校なら私立の方がいいかなと思っていました。(勝手に)
だって単位を取得して卒業できなければ意味ないですもんね!
そのためにはサポートは手厚い方がいいに決まってるし、学費が高くなるのもやむを得ないと思いました。
でも公立の学費の安さはもちろん魅力的。
少し前に塾の先生と世間話する機会があり、県内の公立通信制高校のことを教えてもらいました。
調べてみたら通える範囲だし、登校しないといけないのは月2~3回程度だし、土日も選択できるらしい!
こんな感じなら三男も通えそうだし、自宅学習で挫折しそうならスクーリングを塾でやることもできる(格安)とおっしゃってくれたので問題はクリア。
このまま通えないなら無理して受験しなくてもここでいいかなと考え始めたところです。
でも今のままじゃ本人の行きたいところには行けないだろうし、ゆくゆく困らないようにいろんな道を考えておくだけでもいいかなと思ったんですよね…。
コロナ禍で混乱する情勢の今、生きてるだけで充分とは思いつつ揺れる親心。
我が家の見解は以上ですが、皆様におかれましてはよく話し合って最適な進路を選んでくださいね~

しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。