3学期にもなるのに担任の先生の名前をド忘れしてしまう檸檬(@mamalemonbomb)です。
それもしょうがない話で…一学期は頑張って通っていた三男も二学期は数えるほどしか登校できなくなってしまいました。
よって親子ともども学校との接点があまりないんですよね。
なんとか期末テストは受けられたので(中間テストは忘れてた!)通知表に温情のアヒルもちらほら見られましたが…。
冬休み明けは同級生はすぐスキー教室に旅立ってしまうこともあって、ここ最近はまた家に引きこもっていた日々。
スキー教室に参加できなかったことは残念でしたが、実はそこまで落ち込んではいません。
それもありますが…家では三男との関係性は前よりも良くなってるんですよね。
分かりやすいところでいえば、会話して笑顔が見られる。
たかが「そんなこと」が不登校の親にとっては嬉しいものです。
子供が学校に行けないばかりか暗い表情ばかりして引きこもっていたら、心配でおちおち家も空けられないですもんね。
不登校の親が真っ先にするべきことは、学校に行かせる方法を考えることではなく家で安心して暮らせるようにして心の平穏を取り戻すことだと思います。
楽しい生活はきっとその後にやってきます!
しかしさすがの私もこの考えに至るまでは長い間いろいろ悩みました…。
今日はその経緯を聞いていただいて、どなたかの心が軽くなれば幸いです♪
目次
不登校になる理由は「居場所がない」から
不登校の始まりとその原因
不登校の子が増加しているのは知っていましたし、周囲には毎日のように遅刻して行く子や保健室登校している子もいました。
だから他人事ではないと思いつつも、心のどこかで自分の子はそんなふうにならないのではという過信していたのかもしれません。
卒業を控えた小学校6年生のある日、突然三男が学校に行けなくなった時はそれはもう戸惑いましたからね!
それまでも熱はないのに休みたいという日はありましたが、せいぜい1学期に1回あるかないか。
そんな時は無理せず休ませてあげれば翌日から普通に通ってくれていたのです。
不登校になってしまったきっかけを考えると、おそらく授業態度が悪かった(机に寝そべっていた)のを担任の先生にみんなの前で怒られたことだと思います。
元々なんとなく学校が楽しくなくなってきて、無理して通っていたところにプライドを傷つけられるようなことが起きて不満が爆発しちゃったかと「推測」しています。
というのも、本人ははっきり言わなくて「楽しくないし行きたくない」というだけなのです。
いじめはないと言うし、親からしても心当たりは全くありません。
誰だって楽しく通ってる子ばかりでもなし、それなら行けるでしょ!って思ってしまいますが孤独の辛さはその子にしか分からないものですし、原因はいじめだけとは限らないのです。
この時私はまだ三男の気持ちに全然寄り添えてあげられてなかったと思います。
いや、今でもできてないかもしれないですが理解してあげたいと努力している最中です(笑)
不登校を受け入れることの難しさ
不登校が始まった当初は「中学校に入学したらちゃんと通う」と言っていました。
まだ小学生のうちは学校を休んでも影響も少ないし、私たち両親はその言葉を信じて見守ることにしました。
幸い通っている小学校も周囲の友人等も無理させないほうがいいと温かい言葉をかけてくれましたし、卒業式もなんとか出てくれました。
そして中学に入学してからは約束通り通い始め、一学期は2日欠席しただけで済みました。
配慮があったのかは不明ですが、小学校で仲の良かった子たちと同じクラスにしてもらえていたことも大きかったと思います。
今までみたいにどうしても疲れちゃったときだけ休ませてあげれば、このまま平和な日々が続くような気がしていました。
しかし三男が期待していた「中学校での新しい出会いにより孤独感が解消される」ということはなかったみたいです。
長い夏休みで完全にだらけてしまい、宿題をやってない=学校に行きたくないという気持ちが何もかも投げだしてしまいたくなったのか不登校が再発してしまいました。
中学校は「お子さんの気持ちを第一に、無理させなくて大丈夫です」と言ってくれました。
でも小学校の時怒られたのも今回宿題から逃げたのも「悪いのは三男自身なのに」という気持ちもあり、心から行かなくてもいいとは言ってあげられず…。
学校行かないならゲームしないで!
給食があるのに休んでもわざわざご飯なんて用意しないよ!
学校行かないでこの先どうするつもりなの?
ネット上の会ったこともない友達なんてお前を助けてくれないからね!
子供を愛するが故、心配して出た言葉のはずがひどく厳しいことばかり(笑)
そして日頃接する機会の少ない父親にしてみても、接し方は大変難しかったようでした。
不登校の子供に心療内科やスクールカウンセラーの効果は?
父親の対応に苛立ち母親にあたる子供
我が家は子供4人を育てながらの共働きです。
そのため主人は私に一方的に負担がかからないよう気を配ってくれています。
もちろん子供の不登校なんてことは一大事!
3人で話し合ったり一緒に対応を考えたりもしてくれましたがなかなか改善の兆しは見られません。
元々私よりも「学校に行かないなんて甘え」という考えが強い主人。
ずっと我慢していたようですが、ついに不登校の子が傷つくことを言ってしまいます。
「学校に行かないと将来自分が困る、孤立感なんて気にせず行けばいい」
後に三男はこれが一番辛かったと教えてくれました。
両親揃って追い詰めるようなことばかり言って、しかも「気にせず」なんて自分の気持ちを全然わかってくれていないという絶望ですね。
子供はちゃんと理由があって学校に行きたくないと訴えているのかもしれません。
この時期はやはり表情も暗く、ご飯を一緒に食べなかったり塞ぎこむ感じで一番扱いが難しかったです。
親に必要なのは不登校の子供を学校に行かせる方法を考えることではなく、気持ちに寄り添うことだったんですね。
反抗期も重なり暴言に心が折れることも
中学校に通えなくなった当初、私はまず苦しみの原因を分かってあげたいと思い心療内科を探していました。
これは三男が自分から受診したいと言ってきたからです。
正直病院までは考えていませんでしたが、子供からのSOSを見逃すわけにはいかないとネットで調べたり担任の先生に相談しました。
しかし中学生に対応した専門的な施設はまだ数が少なく、通える範囲で見つかった所はどこも予約を取るのに半年以上は待ちます。
病院は先送りし、まずはスクールカウンセラーとの面談をすることにしました。
本当の気持ちを吐き出しやすいように私は席を外したりもしたのですが、結局こちらが求めるような具体的なアドバイスは得られなかったです。
もどかしくなり、やはり主人と同じようなことを言ってしまう私に三男から届いたLINE。
そこには目を疑う暴言が…!
かなりショックは受けましたが、私が反抗期中学生の相手をするのは3回目。
長男・次男を育ててきた経験から許してくれる相手だと分かっているからこそ暴言を吐くことは分かっています。
裏を返せば甘えてるわけですから、むしろ可愛いとさえ思えてきて♡
その場はこじらせないよう返信したい気持ちをグッと抑えて既読スルーしました。
きっとこれが古来より伝わる「押してもダメなら引いてみろ作戦」として功を奏したはず!
ひどいことを言って子供も本心は後悔しているはずですからね。(多分)
その後も何もなかったように接する日々…。
少し態度が軟化したように感じたところで、教室が嫌なら自習室や職員室にチラッと顔を見せるだけならどうかと提案してみました。
中学校側はそれだけでも出席扱いにしてくれると言うので有難いことです。
焦らずにまずはできるところから、という感じで現在は週1~2ペースで中学校に通っています。
…というか本当に顔だけ出してすぐ帰ってきてますけどね(笑)
不登校を直す方法は子供を信じることだけ
ゲーム禁止や制限は親子関係の悪化に繋がる
中学校には顔を出す程度で、家で何をしているかと言えば相変わらず寝るかゲームかタブレットで動画です。
不登校になり始めの時は対応に困ってネットでいろいろ検索していました。
でも私の求める不登校を直す方法はヒットせず、好きなことを好きなだけやらせればいいというアドバイスを見かけることが多くて驚きました。
そんなことを許したら本当に人間らしい生活が送れなくなるんじゃないかと不安だったのです。
でもゲームを禁止したり制限をつけたところで学校にも行くようにはならないし、勉強もしない、家の手伝いもするようにはなりません。
好き放題にやらせたら終わりが見えないという不安もありますが、どっちにしろ不登校が治らないならまずは親子関係が悪化しないように努めたほうがいいと思います。
誤解を与えないように書き添えますが、普段の子育てにおいて時間を決めてゲームをさせたり約束事を決めるのはいいと思ってます。
(むしろ私もそのあたりを厳しくしておくべきだったと後悔の嵐です)
ただこじれてしまった現状でそのようなことをすると、多分子供にとっては自分の思い通りにならないと罰を与えるような親だと思われちゃいますよね。
今までで一番ハッとさせられた言葉は「子供を信じてあげないと親も子供に信じてもらえない」でした。
たしかに三男は「学校には行けない」けど「このままではいけない」ことも分かっている様子。
きっといつか自分で何かしら行動するはず、そう信じることにしたのです。
不登校でも進学や就職の可能性は無限大
実はお正月に三男からお年玉で高額なゲーム機を買って欲しいと相談されました。
主人はますます学校に行かなくなるのでは?と心配したのですが、自分から「2年生からちゃんと行くから」と交渉してきたのです。
決して誘導したわけではありませんよ(笑)
なので、三男自身も心のどこかでまた通えるようになるきっかけが欲しいのかなとも思います。
もしかしたら同じクラスに苦手な子がいたという可能性もありますし、環境が変われば気持ちも変わるかもしれません。
進級のタイミングでまた学校に通えるようになれば嬉しいですが、できなかった場合も無理はさせないつもりです。
今でも普通に学校へ通って進学することが自立への最短ルートだとは思ってます。
でも中卒で就職して自立する子もいます。
もし途中で後悔してもその時点から勉強してやり直すこともできますよね?
全日制の高校じゃなくても通信制や定時制でも高卒資格はもらえます。
先日記事にしたN高校のような新しい学習システムはこれからますます人気が出そうだと思っています。
親の価値観で押し付けた進路より、子供が悩んで選んだ道の方がきっとその子のためになるはず。
遠回りや苦労や挫折もいずれ経験値として人生を豊かにしてくれるでしょう。
学校は行かなくても卒業できますし、子供が親を卒業する日も必ず来ます。
その後は困って頼ってきた時だけ力になってあげればいいのかなと思っています。
不登校でも自立に必要な費用あれこれ
給食費の代わりに発生する昼食代
登校してもすぐ帰ってきてしまうので給食は止めてもらうことにしました。
うちの中学校は再開は当日からでもできるそうなので助かります。
給食費はかからないといっても昼食は必要ですよね。
基本的には家にあるものを適当に食べてもらうことにしているのでそこまで食費が上がるわけではありませんが…。
ご飯は前日の分が残っていることが多いのでおかずになりそうなものを常備したり、カップ麺や冷凍食品も少し買い置きしています。
浮いた給食費とちょうど相殺されちゃってる感じかもしれません(笑)
学力維持のための通信教育
昨年10月、やはり高校に進学したくなった時のことも考えて通信教育に申し込みました。
学力維持ももちろんですが、すららは中学校と連携したうえで自宅で学習すると指導要録上出席扱いにできる通信教育なのです。
月額8000円なので現在のところ32000円ほど支払っています。
塾や家庭教師に比べたら安いものとはいえ、学校に通ってくれたら無料で学べるのにと思うと正直複雑な心境です。
というのも年末年始でだらけ癖がついてしまい、最近停滞気味の様子。
本人は「やるやる」言ってて辞めたいわけではなさそうですが、春以降も通えないようであれば自宅学習もしっかりしてもらわないと困るんですよね。(お金が)
まあ子供なんてなかなか思うようにはいきませんからね!
すららは安心の休会制度もありますので、興味のある方は過去記事も参考に検討してみてくださいね。
家族関係を円満にする外出やレジャー
結論としては学校に行けなくても家で居心地が悪くなければいいのではないかと思うんです。
まあ我が家も仲良し家族!とはとても言えませんが…。
まずは冒頭で言ったように会話があって時折笑顔が見られるならとりあえず安心していいのかなと思います。
誰だって中学生くらいの年頃は男女問わず反抗期がピークですしね!
面倒くさいという理由で外食にも付き合ってくれないこともよくあることだと思いますが三男は今のところ付き合ってくれます。
中学校のスキー教室に参加しないなら家族で連れて行ってあげようか計画を立てていた時も嫌がってはいませんでした。
結局雪不足のため計画は頓挫してしまいましたが、また春休みにでもレジャーに誘ってみたいと思います。
最低数万円はかかりますが、思い出作りにもなるお金の使い方ならアリですよね!
不登校対応に関する心構え対策まとめ(現在進行形)
長くなってしまったので伝えたいポイントだけ書き出しておきますね!
子供の気持ちをまず理解する(しようとする)
誰にだって言葉にうまく表現できない気持ちありますよね~
親だけは味方だと分かるだけでも安心できると思います。
学校に行かせるより居場所を作る
そりゃ行けるようになれば万々歳ですけど(笑)
自立へのルートなんてたくさんありますから。
家以外にも塾とか習い事とか、その子が楽でいられる場所があれば尚いいですね。
いつか必ず巣立つから大丈夫
親が不安なように実は子供自身も不安に思っているはず。
いつか必ず行動する時が来るとは思いますが、どうせ親だってある程度の年齢から先は放っておくしかできないですよね。
ずっと面倒見てあげたくても「永遠に」は無理ですし。
子供(といってもそこそこデカい)も放置プレイに不便を感じたら自分で何とかしようと思うんじゃないでしょうか(笑)
生きててくれるだけで感謝
長々と悩んでいるとある日ふと、子供が学校に行けないくらいでどうしてこんなに悩んでるんだろうと思う日が来るんです。
広い世の中、もっと深刻な悩みがある人も過酷な状況で生きてる人もいるわけです。
不登校の子はちょっと心が弱っている場合があっても身近な人の愛情で治ります。
というわけで、現在進行形のためいくらでも語れそうなのですがこのあたりで終わりにします!
子供の不登校にお悩みの親御さんも、あまり思い詰めずに上手に息抜きしてくださいね~
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。