年末にヤフーニュース等でネットで稼ぐ中学生が話題になりましたが皆さんご存知でしたでしょうか?
同じくらいの年代の不登校の息子がいる母親としては非常に気になる存在です!
そんな話題の彼はこの春から高校生になりN高校に進学するそうです。
昭和生まれの私に耳慣れない高校名は身バレ防止のため悪質タックルで話題になったN大みたいにイニシャルでごまかしてるのかな?と思っていました。
ところがN高校の正式名称はN高等学校、通信制の私立高校だったのです。
全日制の高校にこだわらなくても道は色々あることは私もすでに調査済み。
これはもしかして不登校の我が家の三男が将来進学する可能性もあったりするかも?
というわけで早速N高校の学費や偏差値やメリット、おすすめできる高校かどうか調べてみましたので是非ご覧ください♪
目次
N高校とは?不登校でも卒業しやすいおすすめな通信制高校
N高校の名称の由来
N高等学校は2016年4月1日に開校したの通信制の私立高校です。
当時は元々ゲームアプリでおなじみのドワンゴ「ニコニコ高等学校」なるものが構想していたそうです。
そこへ有名出版社であるKADOKAWAが興味を示し経営統合の計画が浮上!
双方のいいとこどりをして開校されたN高等学校(角川ドワンゴ学園)。
学校名の「N」はNet、New、Next、Necessary、Neutralなど多くの意味が込められています。
時代は令和ですから最先端っぽくてカッコいいですよね。
個人的には「ニコニコ高等学校」よりはマシかな、と思ったり(笑)
N高校の特徴
N高校は当初の「ニコニコ高等学校」の構想に通信制高校の教員経験者や学校法人のマーケティング経験者が加わって設立されました。
ズバリ従来の教育システムを変える「ネットの高校」といえるでしょう。
しかしながら学校教育法第1条に定められているれっきとした「高等学校」になります。
そのため卒業すれば履歴書にも「高卒」と記入することができるのです!
通学コースもありますが、主に授業やレポート提出はネットを通じて行われます。
そのため学校に通うのは年に5日程度ですが、単位が取れていればちゃんと卒業できますのでご安心くださいね。
課外授業として日本各地の自治体と連携した職業体験もあり、文化祭など学校行事も催されます。
N高校通学コースの校舎と特徴・メリット
全国にあるN高校キャンパスは今後も増加予定
2019年現在、全国に13か所のキャンパスがありますが春にはまた増えるそうです。
画像はHPから引用させていただきました。
関東地方はやはり充実していますね!
実際N高校の生徒の半数近くは関東在住だそうで、新しいシステムの学校だけに都市部から広がりつつあることが分かります。
制服も登校も「自由」なのがN高スタイル
N高校には制服もありますし、通学コースなら全日制の高校となんら変わりない気もしませんか?
ちなみに制服は男女とも4万円前後しますが、購入は任意です。
制服上下以外は細かい規則もないようです。
そして肝心の通学に関しては登校日数が週1・3・5日から選べます。
自分に合った学習スタイルを実現できるのがN高校の大きな特徴でもありメリットだと言えます。
N高校の偏差値や倍率から考えるおすすめな理由
N高校には入試がない
N高校は基本的に書類審査のみで合否が決まります。
そのため入学するのに必要な偏差値だったり倍率というものは存在しません。
通っている生徒さんたちの学力も偏差値40~70と幅広いようです。
通学コースで必要がある場合のみ面接を行うとのことですが、ほぼ合格となっているようです。
おそらくやる気さえあれば入学できるのではないでしょうか。
N高校に落ちた人はいる?
ネットコースが主流のため希望者全員が合格しても不思議はないかと思いますが、もしかしたら不合格の人もいるかもしれません。
ただ今回私が調べた限りではそのようなケースは見当たりませんでした。
見当たらないからこそ今までもけっこう検索されているみたいですが、現時点ではN高校が公式な合格率を公開していないため不明です。
私も気になるところですので、今後も情報収集していきたいと思います!
N高校の学費はいくら?単位制授業料がおすすめな理由
就学支援金(世帯年収)の額で実質負担金に差が出る
N高校は一単位取得するのに7200円かかります。
卒業に必要な25単位取得するためにはざっくり18万円ということになりますが…。
またHPより引用させていただきましたが、施設設備費や教育関連諸費というものもかかります。
初年度は入学金1万円も必要なので253000円になりますが、世帯年収によって修学支援金が支給されます。
世帯年収590万円未満の家庭なら実質負担金は初年度73000円で済みますね。
通信制高校にも公立と私立がありますが、N高校は私立なのにずいぶん安い印象です。
3年間でも実質負担金が20万くらいで、時間だけでなく費用のことも気にせず高校卒業の資格が得られるN高って最高なんじゃないでしょうか?
…と言いたいところですが、そこは受け入れがたい部分がなくもありません。
学費が少なくて済むのは正直とてもありがたいです。
でも公立高校よりお金がかからないのは修学旅行がバーチャルだから?とか思うと何とも言えないモヤモヤした感情が…。
もちろん通うのは子供ですから本人の意思が重要ですが、高校選びはよく話し合って決めたいものですね。
通学コースは学費が高い
前述のようにN高校は登校日数が週1・3・5日から選べる通学コースも存在します。
その場合はネットよりも人対人の手厚い指導が受けられる分、学費が高くなります。
初年度の学費は週3日のコースで約73万円、週5日のコースで約95万円です。
私立高校ほどではありませんがそれなりにかかりますね!
(やっぱりネットコースでいいかな~)
ちなみに通学コースにプログラミングコースというのもありますが、こちらはしっかり週5コースのみで年間120~130万円と私立高校と同じくらいの学費がかかります。
プロのコーチがつきますので、高卒で即戦力となるスキルを身につけたいならアリかもしれませんね。
発達障害だったり人間関係が苦手な場合でも、スキルさえあれば今の時代は在宅で働けますしね!
このように比較的学費の高い通学コースも修学支援金は受けられます。
世帯年収910万円以下であれば、実際はここから18万円もしくは12万円引かれた額が負担金です。
でも支援金が支給されるのはおそらく年度末のため、最初に全額用意することになるはずです。
そうなるとけっこうまとまった金額なので早めに準備するよう注意してくださいね。
N高校の有名人や進学実績から考えるおすすめな理由
芸能人やスポーツ選手も通いやすい
今年からネットで稼ぐ某中学生も入学するN高校ですが、既に有名人もちらほらいるようです。
代表例として、東京オリンピックフィギュアスケートで金メダルが期待される紀平梨花さん。
他は…みちょぱとか…。
N高校は場所や時間を気にせずに自分が学びたい時に学ぶことができる高校。
芸能人やスポーツ選手にも最適で人気があるようです。
これからも続々と有名人が入学する予感がしますね。
慶応大学8人合格の進学実績
入試がないN高校ですが特徴である「自由に学べるスタイル」を求めて様々な才能ある人たちに選ばれています。
そのため元々勉強ができる人も多く、進学実績はなかなかのものです。
(といってもN高校は今年初めて卒業生を出したわけですが)
意外にも、国公立大学や有名私立大学に進学する人も少なくありません。
今年は慶応大学になんと8人も合格!
しかし新しい高校ゆえ、まだまだ認知度が低いんですよね。
そのため世間の評判はまだ何とも言えないところではあります。
不登校児童が増加傾向にある今、今後通信制高校が世間に当たり前の選択肢として受け入れられれば間違いなくN高校は注目されることでしょう。
不登校の子がいる親のN高校評判まとめ
N高校を例とした通信制高校について解説しましたが、そのシステムやメリット等について少しはご理解いただけましたでしょうか?
私たち親も子供の意思を尊重して、いろんな学び方があることを理解してあげる時代なのかもしれませんね。
ただ出席日数の問題だけならば、不登校でも出席扱いにしてもらえるタブレット学習という方法もあります。
うちの三男も10月末から始めました!
学校に相談したところ、通常のものとは別に不登校でも受験で不利にならない内申が存在するらしいのです。
すららは間違いなくその手助けになる教材ですし、そもそも入試当日の点数が良ければ合格できるというお話しでした。
地域により受験システムが異なるため、確実なことは通っている中学校に相談してくださいね!
個人的にはN高校を含む通信制高校は通わなくても単位が取れることが魅力だと感じます。
(プログラミングコースのような特殊な例は除く)
通信制高校で通学コースを選ぶと学費も高いので(そこ!)職業科高校に進学してくれた方が親としては嬉しいのですが…。
なんとなくうちの三男には農業高校が合うような気がするのですが、正月に義実家でその話になった時に義母が「就職するなら工業!」とうるさかったのでこの記事を置いておきますね。
古い時代の女は自分のことのように子供(孫)に意見してしまうものなのか…?
通信制高校でも全日制高校でも本人の意思を尊重してあげることは忘れないようにしたいと思います。
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。