いよいよ10月から消費税が10%に上がる関係で、小中学校から学校費の引き落とし金額の改訂のお知らせが届きました。
変更部分は銀行手数料の108円が110円になるだけなのですが…。
その表を見ていてふと思ったのですが、我が家の不登校気味の三男がこのまま学校に全然行かなくなってしまったら納入費が勿体ないですよね。
それは分かっていても決断するタイミングが難しいところ。
細かい部分は学校によって対応が違うかもしれませんが、今日はざっくりと不登校の場合の学校納入費について記事にしたいと思います。
完全に登校しないのであれば給食費・教材費は止めることができますし積立金も返金されます。
どなたかの参考になれば幸いです。
目次
給食費など公立中学校の学校納入費はいくら?
教材費と積立金によって差が出る引き落とし金額
うちの中学校は事務処理上4・5月と2・3月はまとめての請求になります。
給食費は5月に4・5月分が引き落とされ、夏休みで給食がない8月に9月分が引き落とされて以降前払い方式になります。
よって年10回の支払いです。
あくまでうちの中学校の場合なので以下はざっくりご覧ください(笑)
1年生の場合
・給食費4800円(5月のみ9600円)
・積立金6000円
・教材費3450円
・生徒会費240円
銀行手数料110円
1回あたり14600円(5月のみ19400円)
年間合計150800円
2年生の場合
・給食費4800円(5月のみ9600円)
・積立金6000円
・教材費1400円
・生徒会費240円
・銀行手数料110円
1回あたり12550円(5月のみ17350円)
年間合計130300円
3年生の場合
・給食費4800円(5月は9600円・3月は2800円)
※積立金がなくなります
・教材費2760円
・生徒会費240円
・銀行手数料110円
1回あたり7910円(5月は12710円・3月は5510円)
年間合計81890円
3年生は積立金がなくなって引き落とし額が減り楽になったように錯覚します。
しかしその分3年生は模試代金や高校見学に関する費用(交通費等)がかかりますのでプラマイゼロと思っておいた方がいいでしょう。
それはそうと、完全不登校ならこの金額のほとんどは払わないでいいと思うとやっぱり勿体ない!
不登校でもPTA会費は払う?
年1回、5月に引き落とされる額にPTA会費3600円もあります。
そもそもPTAって誰も好んではやりたくないけど子供が在籍してるから渋々感がありますよね。
不登校なのに払いたくないと思う気持ちも理解していただきたい!
我が家の場合は2年後娘が入学しますし、中学校のバザーは意外と楽しいのです。
むしろ行きたいくらいなので個人的には払ってもいいかなくらいには思っていますが…。
でも子供が学校に通っていない=PTA行事に関与していないということになるので、どうしても払いたくないご家庭はその意思を明確にすれば免除されると思います。
デメリットとしてPTA主催の行事等には参加できなくなるかもしれません。
まずは担任の先生に相談してみてくださいね。
部活に関する集金
授業に出ないで部活のみ参加する生徒はあまりいないことを前提に話を進めます。
うちの中学校は原則全員どこかの部に属することになっていて、毎年春に2000円の集金があります。
共通の金額なので引き落としでもいいような気がしますが何故これだけ集金なのかは謎(笑)
もちろん他にも部費等いろいろお金がかかりますが、それに関しては以前の記事を参考にしてください。
これも不登校=部活に参加していないなら払わなくていいですよね。
集金なら学校に行ってないから尚更払えないし!
催促されるようだったら考えましたが学校側から何も言われなかったので免除されたんだと思ってます(笑)
不登校の給食費免除の手続きは学校に相談
学校側から給食を止める提案をしない理由
小学校も中学校も入学する時に給食申し込み書を提出していると思います。
そのためやはり学校に止めてもらうようお願いをする必要があります。
学校によりますが、こちらから言わないとズルズル引き落とされてしまうケースが多いようです。
その場合あなたのお子さんのために用意された給食は他のお子さんに食べてもらっている状態になります。
数日ならともかく長期間はやはり考えてしまいますね。
それでも学校側から給食を止める提案をしない理由もちゃんとあります。
受け取り側次第ではありますが「あなたの子供はもう学校に来ないですよね」と断絶されたような悲しい気持ちにさせないようにするためです。
全然行かなくなってしまっても、新学期になったら…。学年が変わったら…。
何かのきっかけでまた通ってくれるのではないかという期待を親は捨てきれないものです。
それを信じて敢えて払い続けてるご家庭も少なからずあるかもしれませんね。
もしくは給食を止めると不登校児童の数が教育委員会に知れて咎められるからでは…という噂もありますが私としては前者かなと思います。(そうであって欲しいですね)
給食を止めても再開はいつでも可能
前項で給食を止めることができない親の複雑な感情について書きました。
しかしこれははっきりいって不経済ですね!
何故なら給食は止めてもすぐ再開できるからです。
うちの中学校は希望すれば当日でも大丈夫とのこと。
まあ突然登校しても1人や2人分くらいなんとかなりそうですもんね。
そのせいか担任の先生から躊躇することなく「きりがいいので来月からとめましょう!」とその場でサインさせられました(笑)
母親の複雑な感情ガン無視!(まあいいけど)
中学校によっては当日は無理な場合もあるかもしれませんが、数日以内には再開できるはずです。
お子さんが気にしなければその日だけお弁当を持たせてもいいかもしれませんね。
端数の給食費は後払いで納める等、いくらでも方法はあります。
給食のことは気にせずに子供が行きたくなったらその気持ちを尊重してあげましょう。
教材費は不登校でも払い続ける家庭が多い
教材費も希望すれば止めることができます。
使わない教科書やプリント類、家に届けられても虚しいですよね…。
ただ自宅学習で使うご家庭もあるでしょうし、教材は学校側がまとめて注文する関係で時期によっては返金が不可能な場合もあるかもしれません。
給食と違って途中購入も難しそうなためこちらは慎重に考えたいところです。
既にフリースクールや塾に通っていたり、通信教育で勉強できてる場合は必要ないでしょうから止めてしまってもいいかもしれませんね。
教材費に関しては今年の分はほとんど支給されているわけですし、来年度分からどうすればいいか今度相談してみようかと思います。
不登校で修学旅行に行かない場合返金は可能?
返金時期は学校次第
不登校に限らず、病気等の他の理由でも修学旅行に参加できなかった場合は後日返金されます。
ただその時期は学校によって異なりますので、気になる方は事前に問い合わせをした方がいいでしょう。
早ければ2~3週間の学校もあれば年度末に戻る場合もあるようです。
年度末って遅っ!と思いますが補助金等の戻り等も大体待たされるものなのです…。
お暇な方は参考までにお読みください。
当日キャンセルは全額返金されないケースも
旅行に参加しないと決めているなら学校へも早めに伝えるようにしましょう。
親としてはできれば参加して欲しいでしょうが不登校の原因がいじめや人間関係のこじれによるものだったとしたら?
そんな旅行なんて本人にしたら苦痛以外の何物でもないですもんね。
困るのはなんとなく不登校で行ったり行かなかったりしてる子ですよね。
もしかしたら学校は嫌だけど旅行は行きたいなんて子もいるかも?
実際担任の先生から旅行だけ突然参加してそれをきっかけに徐々に学校にも登校するようになった子もいたという話も聞きました。
そんな話を聞くとやっぱり親としては期待してしまう!
ただ結局迷った末に当日キャンセルになってしまったら既に手配してしまっている交通機関や宿泊先等、キャンセル料が発生するため積立金が戻らないことは覚悟しなくてはいけません。
当日キャンセルでも全額戻ったり、半額程度しか戻らなかったりいろんなケースがあるようです。
これも学校(が組んだコース)によりますので確認しておくといいですね。
近年はあまりキャンセル料は取らないような動きになっているらしいのですが…。
不登校の親はお金のことは気にしない
ここまで読んでいただいて、完全な不登校であれば学校納入費は支払う必要はないという結論に達したことはわかっていただけましたでしょうか?
親としては学校に行かせることを諦めるかどうかの見極めが難しいところではありますが…。
本音を言えばお金の問題なんてどうでもいいのです。
休みがちでもいいから登校して、勉強に部活に旅行に思い出を作ってもらいたいんです。
ただこれはあくまで親である私の思いです。
最近はテレビでも学校に通うか通わないかは子供が選ぶべきというメッセージがよく流れています。
肝心の本人の気持ちを尊重しなければいけないのでしょうね。
我が家は今後どうなるか分かりませんが、常に子供の味方でいたいという決意が固まってきたところです。
ちなみに最近は気が向いたときだけ自習室に登校してすぐ帰ってくるという何を考えているかよく分からない状態ですがとりあえず自由にさせています(笑)
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。