今日のテーマは奨学金!
まさにこの記事を書いている今が申し込み用紙提出寸前の檸檬(@mamalemonbomb)です。
これこそリアル☆奨学金ですね(笑)
奨学金は名義も生徒本人なので申し込みも全て本人がやるべきもの。
とはいえ親も生計維持者として署名したり書類をそろえたりする必要があります。
今年度は給付型の奨学金が拡大したり、第一種奨学金希望者が応募基準を満たしていれば原則採用してもらえる等の変更点も多くてお子さんでは分からない点も多いかもしれません。
大金を借りるわけですからよく理解して申し込まないといけませんが、この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
目次
予約採用申し込みはいつから?例年5月下旬開始が2019年は6月中旬と遅かった理由
予約採用のメリット①
奨学金は大学に入学してからでも申し込めますが、恐らく借りることになるであろう方は予約採用をオススメします。
なぜなら平等に審査されるからです。
奨学金の採用枠は大学の規模や実績によって違うため、進学した先の枠が少ないと競争率が高くなり採用されにくくなります。
枠はあってもたまたまその年は希望者が多いとかも運に左右される事例ですね。
予約採用のメリット②
奨学金には無利子の第一種と有利子の第二種があります。
当然第一種に申し込みたいところですが要件をクリアしていても誰でも借りられるわけではなく、倍率が高くて狭き門なのです。
そのため不採用になってしまう場合もあるかもしれませんが、実は予約採用で残念ながら採用されなくても入学後に第一種を再チャレンジすることができます。
前述のように運がよければ枠が多かったり、希望する学生が少なかったりで採用される可能性もあるかも?
利用者の7割近くが予約採用ですし2019年は日本学生支援機構からの申込書が高校に届くのが遅れていたようなので今からでもまだ間に合うかもしれません。
早速お子さんに書類をもらってこさせましょう!
例年は春と秋、二回申し込み時期があったのですが今年は春のみなんだそうです。
読み進めてもらえば分かりますがいろいろ制度に変更点がありました。
それが書類配布時期が遅れて、春のみの申し込みになった理由のようです。
奨学金の対象校・種類・採用基準は?ここ数年の拡大・変更点に注意!
奨学金の対象校
大学・短大・専門学校です。
学校教育法によらない語学学校、職業訓練校、防衛大学校、海上保安大学校、警察大学校、気象大学校、国立看護大学校、職業能力開発大学校等は対象外。
給付奨学金
返済の必要のない奨学金です。
大変魅力的ですが採用条件が厳しく住民税非課税世帯…のみだったのが2020年度は緩和されています。
3/2もしくは3/1支給される区分が増えました!

しかも授業料と入学金の減免まで受けられるそうです。
これに関しては入学後進学先に申請することになるそうです。
両親の支給額算定基準額が51300円未満であれば対象にはなるのですが、計算額がやや複雑ですのでJASSOの進学資金シミュレーターを一度利用してみてくださいね!
貸与奨学金(第一種・無利子)
成績基準が高校1年生から申し込み時点までで5段階評価平均3.5以上です。
在学採用の場合は高校2~3年生の成績で判断されます。
また、専門学校の在学採用は3.2以上とハードルが低くなっています。
所得基準は最高月額希望の場合686万円以下、その他の月額においては747万円以下と厳しくなりました。
また、専門学校の在学採用は3.2以上とハードルが低くなっています。
所得基準は最高月額希望の場合686万円以下、その他の月額においては747万円以下と厳しくなりました。
以前は成績と所得基準両方クリアしていても必ず採用されるわけではなかったのですが、見直しされて基準さえ満たせば原則全員採用になったようです。
住民税非課税世帯は予約採用・在学採用問わず成績基準はありません。
貸与奨学金(第二種・有利子)
以前は5段階評価平均3.0以上と明確にされてましたが今は平均以上とざっくりした記載になっています(笑)
昔から比較的借りやすかったのですが、何せ利子が付きますから注意しましょう。
上限利息は3%となっていますが情勢により変動します。
ここ数年はずっと1%前後ですので教育費を借りる手段としては一番低金利なことに変わりはないでしょう。
第一種とは違い2~12万円から1万円刻みで利用できるため便利ではあります。
貸与額については画像を参照してくださいね。

奨学金申請の注意点とアドバイス
申し込みの流れ
・高校から書類を受け取る
・スカラネット入力準備用紙に下書き
・ネットで入力後印刷
・学校に申請書類一式を提出
・マイナンバー郵送
マイナンバー郵送は必ず専用封筒を使用して簡易書留で、スカラネット入力後一週間以内とされています。書類提出と郵送はどちらが先でも問題なかったです。
現役生も浪人生も奨学金の窓口は高校に問い合わせ
浪人生も卒業後2年以内は高校を経由しないと申し込めません。
時期がきたら卒業した高校に電話で問い合わせるのを忘れないようにしましょう。
次男の高校は間違いがあっては困るため、取りに行くのも提出するのも郵送はNGとのことでした。
家庭事情は詳細に書くことでアピール
インターネットで申し込む前にスカラネット入力準備用紙に下書きしてあるとスムーズです。
長男のときは事前にチェックされてOKをもらってからでないと入力に進めませんでした。
高校によってやり方は違うと思いますが一度申し込んだら訂正ができないため慎重にやりましょう。
最後に家庭事情入力欄があります。
任意ではありますが200字以内ですのでなるべくギリギリまで埋めましょう。
以前は採用されるかどうか重要な項目だと思われていた部分ですので、原則全採用の動きはありますが念には念を入れておきましょう。
我が家の場合ですがまず世帯年収が低い・兄妹が多い(更に私立通学者がいる)・親に迷惑をかけたくない・夢を叶えるには進学が必要・返済もしっかりする等をアピールしました。
全て事実ですしスラスラ200文字埋まってしまうと思うんですが…。
本人が困ってるようでしたらこのポイントを抑えるようにアドバイスしてあげてくださいね!
入力時注意事項
自宅にPC(プリンター)がない場合は高校に相談してください。
最初から高校で入力させられる場合もあるかもしれません。
最後に受付番号が出るので必ず控えておきましょう。
申請書類記載時の注意事項
確認兼同意書は給付と貸与を間違えないようにしてください。本人と親権者(両親)それぞれの自署と印鑑が必要です。
印鑑は必ず別々のものを使用してくださいね!
確認兼同意書は給付と貸与を間違えないようにしてください。
以前は収入を証明するものが必要でしたが今はマイナンバーを提出するため不要です。
ただし給与以外に収入がある場合は証明書類を添付します。
身近なところでは年金や傷病手当金、児童手当の金額が記載された通知書も必要です。
採用されても奨学金は入学金や前期授業料には間に合わない
奨学金の結果通知はいつ頃届く?
2019年12月予定と記載されていました。
高校生だと持ち帰ってきましたが浪人生だと郵送してくれるのか?今のところ謎です(笑)
また、めでたく採用されても口座に振り込まれるのは入学後に手続きをしてからです。
4月上旬に行われる説明会に参加するのを絶対忘れないようにしましょう。
大学生になったらお知らせは全て掲示板に貼りだされますので見てなかったなんて言い訳は通用しません!
必ず見る癖をつけないと大変なことになりますよ…。
奨学金の振込み時期は入学後
実際の振込は予約採用で5月、在学採用だと6~7月になります。
奨学金では合格後速やかに支払わないといけない入学金や4月下旬までに支払う前期授業料には間に合いません。
どうしても用意できなさそうな方は早めに国の教育ローン等に申し込みましょう。