不登校かつ反抗期の三男にちょっとプチギレてます檸檬(@mamalemonbomb)です。
学校に行く行かないは本人の気持ち次第だし、塾に通うなど全く無気力なわけではないので長い間見守ってきたつもりでしたが…。
原因は半月ほど前に行われた三者面談ですね。
普段なら夏休み前に行われるはずがコロナの影響で秋まで延期になり、何なら担任の先生の顔を見るのも初めてでした(笑)
そのため私は三男の今後について、特に高校受験に関しては聞きたいことが山ほどありました!
結果、不登校の子が全日制の高校を受験するのはやはり不利という現実が分かりました。
今日はその説明と、それによる心の変化について書きたいと思います。
目次
全日制高校は不登校枠で受験しても難しい
公立高校は欠席日数が多いと審議の対象
一般的に公立高校(県立高校)を受験する場合、3年間の欠席日数が30日を超えると審議の対象になるとされています。
事情がある場合は自己申告書等を提出することで配慮してもらえるケースもあります。
面接がある高校ではその時に自分の口で伝えることもできますね。
我が家が住む埼玉県では「不登校の生徒などを対象とした特別な選抜」、いわゆる不登校枠という出願も可能です。
ただし配慮はあくまで配慮、不登校枠も利用すれば必ず合格するものではありません。
安心材料がないので受験が全て終わるまでは親はハラハラし通しになりそうな予感です…。
私立高校は欠席日数が多いと門前払いも
対して私立高校はお金さえ払えば誰でも入れそうなイメージがあるかもしれませんが、私立ゆえ独自ルールを振りかざすのも自由なのです。
公立よりも内申<成績重視と言われていますが、それでも欠席日数は厳格な線引きをしている高校も多いです。
公立は欠席日数が多いからといって受験できないことはないですが、私立は欠席日数が〇日超えているから受験自体お断りというケースがあるようです。
埼玉県の場合は模試の結果さえ良ければ合格の内定をもらうことが可能な秘密の(?)制度がありますが欠席日数でアウトだとこれも使えません。
一般受験で合格ラインを大幅に超えれば別かもしれませんが、当日の点数次第なのとかなり余裕が必要なので厳しいと言わざるを得ないところです。
人数非公開の不登校枠受験は合格するとは限らない
不登校枠より普通に受験したほうが倍率が低い場合も
受験の合否は入試の点数と調査書(内申)の点数を総合的に考慮して決まります。
しかし欠席日数が多い不登校の生徒は内申が足りなくなってしまいますよね。
それをカバーするためには当日他の受験者よりもかなり高い点数を取る必要があります。
勉強が好きなわけじゃないし自信がない!
そんな子は点数のみで判断してくれる不登校枠を使えばいいのでは?となりますが、これがなかなか難しいのです。
不登校枠は高校によって設定がバラバラで定員が何人なのかは非公開。
例えば定員が1人しかない高校に10人の不登校の生徒が集まったらそれはもう激戦ですよね!
それなら普通に受験した方が直前まで倍率を知ることもできますし選びやすいわけです。
不登校枠の利用には慎重なリサーチが必要だと感じさせられました。
なお、これは埼玉県の場合というか…あくまで私が先日の三者面談で担任の先生から聞いた話ですので地域によっては当てはまらない場合もあることをご承知おきください。
受験できるかどうかは高校見学での進学相談次第
しかしリサーチといっても非公開なのにどうやって調べたらいいのか?
できることがあるとすれば、希望の高校の学校公開日にマメに足を運ぶことです。
そして個別相談を受けて不登校枠について聞いてみるしかなさそうです。
一切教えてくれないかもしれませんし、熱意によってはある程度教えてくれる学校もあるかも…。
私立高校も通常の確約をもらう分においては個別相談の回数で優遇してもらえたりするそうです。
欠席日数でバッサリ切られる可能性があると言いましたが、同じ手法が不登校の生徒にも使えるのかもしれません。
大切なのはその高校に通いたいという熱意だと思います。
不登校でもある程度の学力があれば単願受験することで確約をもらえるという話もあります。
私立高校の学費が払えそうなら諦めずに相談してみてくださいね。
不登校で全日制高校受験するなら定員割れ高校
毎年変わる倍率はマメにチェックするべし
以上のことをふまえると不登校枠を使うにしろ使わないにしろ、とにかく入試でいい点数を取るしかないという結論になりました。
それも偏差値が50の高校に行きたければ模試で55くらい?
あくまで「なんとなく」の目安ですけど余裕はあればあったほうがいいと思います。
何しろ欠席日数の多さを高校側がどこまでハンデとしてみるかはっきりしないので…。
強いて言えば定員割れしているような高校であれば最低合格点にそこまで差がなくても空きがあるから入れてくれる可能性が高いので狙い目と言えるでしょう。
うちの地域では昔はかなり偏差値の低い普通科の高校や通いづらい辺鄙な場所の高校しか定員割れしていませんでしたが、最近職業科高校は人気が落ちているそうなのです。
三男本人も現時点では普通科高校よりも職業科に興味があるということで、なんだか現実味が湧いてきました。
職業科高校への進学はコスパも最高なので親としては大賛成なのですが…。
それで通える範囲にある職業科高校に注目していたのですが、昨年度は定員割れしていたのに今年度はオーバーしちゃった!
はい、職業科に限らず毎年倍率が変わるのが受験が運も実力のうちと言われる理由です。
果たして三男に受験の女神は微笑むのか?
来年のお楽しみですね…。(親は全然楽しくない)
受験するのは子供!親の介入しすぎはNG
全日制の職業科高校へ進学希望という具体的なイメージ、それを本人の口から聞けたことは私にとって喜ばしいことでした。
先生も同席の面談なのでしょうがなく口にしたかとは思いますが、この子なりにちゃんと考えていることが分かったからです。
でもそれと同時にこれから学校に積極的に通うのではないか、もっと勉強を頑張るようになるのではないかと期待が膨らんじゃったんですよね。
何しろ本人が希望しているのだから。
そう、プチギレしたら少し冷静になれました(笑)
親がイライラするのって子供が思い通りにならない時なんですよね。
でもむしろそれが普通ということを忘れちゃいけなかったのです。
三者面談で厳しい現実を知り、頼まれてもいないのに何とかしてあげなくては!と先走っていましたが受験するのは本人で親にできることは何もないのでした。
この先もやはり頑張って登校することができずに希望の進路に進めなくても、自己責任ということで他の進路を考えるだけです。
全日制の高校にこだわらなくても道はたくさんありますからね!
通信制高校や定時制高校を卒業すれば大学進学の道も
高卒資格さえあれば大学受験は可能
学力はあるのに欠席日数が原因で進学できないのはもったいない話です。
中には希望の進路に進めなかったことで悔しくて発奮する子もいるでしょう。
全日制の高校に進学できなくても、通信制高校や定時制高校を卒業すれば大学受験資格は得られます。
近年不登校の生徒の増加により、通学の必要がない(もしくは少ない)通信制高校の人気が高まっています。
高校によって特色や学費も様々ですので、ぜひ一度資料請求したり相談会に出向かれることをおすすめします。
資料はこちらから簡単一括請求が可能です。
過去記事もよろしければ参考にしてくださいね。
残念ながら高校を中退してしまったり、最初から通えなかった場合も高卒認定試験を受けて大学生になる人もいます。
全てはやる気次第で、それが早いか遅いかによるだけなのです。
親は相当やきもきすることになりますけどね!
中卒でも就職はできるのか
これは今回三男が進学したいと発言したことにより聞けなかった幻の質問です(笑)
中学校にも求人ってくるんでしょうか?
常に最悪のことを想定しておきたい心配性な性格ゆえ、念のため知っておきたかったのですが結局分からずじまい…。
就職できるかできないかでいえば答えは「できる」でしょうね。
次男の同級生で中卒で就職した子はいましたが、家の門柱が反抗期のせいか崩れてしまうようなヤンチャな少年だったので職種はやはりガテン系。
うちの三男にはちょっとハードで無理そうですが、まあ選ばなければ何かしらあるでしょうし見つけてくれないと困りますよね。
コネでもあれば尚良しですけど(笑)
中学3年生からの挽回は可能?
基本的に内申の比重が最も高いのは3年生です。
2倍換算の高校が多いと思いますが、3倍換算の高校もあります。
そのため1~2年生の通知表が1と2ばかりでも諦める必要はありません。
3年生になって3~5をたくさんもらえるようになれば1年生からオール3くらいの子なら追いつくことも追い抜くことも可能!
通学も勉強もお子さんがやる気になったタイミングを見逃さず、上手に軌道に乗せてあげられるようにしたいですね。
我が家もあまり悲観的にならず、親子二人三脚で頑張っていきたいと思います。
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。