給付奨学金も拡大しつつあるとはいえ、大多数の方が利用しているのは貸与奨学金。
必ず返還する義務がありますので、卒業間際になったらきちんと手続きを忘れないようにしたいですね!
まあ、そういう私はすっかり忘れてたんですけどね(笑)
年末に大学から返還金額の確認書類が届いたのですが、案内の文字がごちゃごちゃ細かかったり手続きに必要な書類が返還の手引きに挟まれていたりで気付かなかったんですよね。(大学のせい?)
まだ手続きをしてない方は急いで銀行の窓口に行って返還口座の登録をしましょう。
目次
奨学金返済は振込口座と同じとは限らない
親など別名義の口座でも可能
そもそも今まで奨学金を振り込んでもらっていたわけで、口座情報はJASSO様も分かってるんだから勝手に引き落としてくれたらいいのに。
なんて思ってしまいますが振り込みはできても勝手に引き落としはできません。
そして引き落としの口座は別の銀行がいい場合、親が返済する場合、祖父母が返済する場合もあったりするかもしれませんね。
やはり返還口座の登録は必要なのです。
手続きをしたら控えのコピーを大学に送るよう指示がありましたが、締切りは1月中旬でとっくに過ぎていました。
これは借りる立場なら大惨事!
継続願のように期限までに提出しなければ打ち切りという事態になってもおかしくはないのです。
でもこちとら既にフルに借りちゃってますからね(笑)
少しくらい遅れても待っててくれるはず。
そう思って長男に事情を話し、大学側から催促のメールとか届いてないか聞いたのですがまさかの「最近見てないわ」との返事。
ほぼ卒業確定だからってこんなことでいいのでしょうか、許せません…!
ちなみにすぐ確認させたところちょうど「まだの人は大至急手続きしてね」くらいの緩い案内があり安心しました。
早速銀行に手続きに行きたいと思います。
いかなる場合も返還の責任は奨学生本人
今は大多数の子が専門学校や大学に進学する世の中。
勉強嫌いなら別ですが、本人が希望するなら大学までは親が何とかしてあげたい。
しかし我が家は貧乏子だくさん、しかも共働きなのに低所得です。
貯金と呼べるようなものはなく学資保険に入るくらいが精一杯でした。
入学時に必要になるお金くらいはなんとかできましたが当然奨学金を借りることになりました。
それでも可能な限り返済は親がしてあげたいと思っていたので、返還口座は本人でなくてもいいのは助かりました。
返済日前にわざわざ振り込むとか面倒だし忘れそうですもんね!
ただし奨学金の名義は学生本人である以上、返還口座が別の名義であろうとも返済を怠った際の責任は奨学生本人になります。
両親がこの先突然のケガや病気、事故に遭うとも限りません。
念のため本人にも万が一の場合は返済できるような心構えをしておくよう注意しておくことは必要かと考えます。
後で説明しますが一度返済が遅れたからといってすぐに困ることにはなりませんのでその点はご安心を。
複数の奨学生番号はどれを書けばいい?
併用貸与で同時終了の場合は第二種の奨学生番号
さて、肝心の書類ですが口座振替(リレー口座)加入申込書という3枚複写のものになっております。
手続きと言ってもこれを銀行窓口に出すだけなので簡単かと。
一番注意したいところは奨学生番号を記入する欄が一つしかないんですよね。

我が家は途中から第一種と第二種の併用にしたのですが奨学生番号がそれぞれにあります。
(給付奨学金も番号は別ですが当然返済はないので関係ないとして…)
返還の手引きは冊子になっており、正直隅から隅まで読むのは至難の業!
しかし書き方に関するページだけでもよく読むと、貸与期限が同じ場合は第二種の奨学生番号を記入するよう記載がありました。
皆さんは返還の手引きをちゃんと隅から隅まで読んでくださいね!
その他記入上の注意
3枚複写の用紙には上記画像のような書き方の見本もついていますのでそれほど難しくありません。
ゆうちょ銀行以外の金融機関の例を挙げていますが、もちろんゆうちょ銀行も対応しています。
インターネット系の銀行(楽天、住信SBI、ソニー、ジャパンネット、じぶん銀行等)は取り扱っていません。
窓口が少ないからか(?)イオン銀行や新生銀行、セブン銀行もNGです。
あとは金融機関の届出印を間違えないようにすることと、勤務先が未定の場合は空欄にしておくことくらいでしょうか。
3枚目が控えになりますので忘れずにもらってくださいね。
銀行窓口に行けない場合は郵送手続きもできる?
郵送手続きはHPからダウンロード
銀行窓口に行けない方のために郵送でも手続きすることが可能です。
申込書をHPからダウンロードもしくは郵送にて請求してください。
必要事項を記入して金融機関届出印を押して下記まで郵送します。
〒119-0233新宿郵便局留
(独)日本学生支援機構 口座振替窓口
控えを返送してもらうので、切手を貼った返信用封筒を同封するのを忘れないようにしましょう。
大学に問い合わせが必要な場合も
我が家のように大学側に控え(コピー)を提出する必要がある場合は自分で銀行の窓口まで行く必要があります。
本店ではなくても支店であれば手続きできますし、本人じゃなくて親や代理の方でも可能ですのでなんとか時間を作れないでしょうか。
どうしても無理な場合は大学側に事情を話して了承してもらうしかありません。
いずれにせよ早めに行動しましょう。
奨学金返済延滞でブラックリストにのるタイミング
返還開始と振替日
返還手続きを急がせるJASSO様&大学ですが、実際に返済が始まるのは半年後の10月27日からです。
就職して落ち着いたと思われる半年後まで待ってくれるあたりはなかなか良心的ですね。
余談ですが次男の予備校費用を借りた教育ローンは4月から早速返済が始まりました。
奨学金の返済が毎月27日というのは固定で変更はできないみたいですね。
これまた余談ですが大黒柱が転職したら給料日が25日から月末になってしまいまして…。
私の給料日も25日なのですが金額が雀の涙なので引き落としが集中している27日を乗り越えるのが厳しいです。
給料日は25日の会社が望ましいですね♡(選べないけど)
3か月以上の延滞で個人信用情報機関に登録
返済が始まると借りたお金に対する責任感が重くのしかかると思います。
口座には多めにお金を入れておいて決して延滞することがないようにしましょう。
何故かというと奨学金だけでなくクレジットカードの支払い等の返済情報はあなたの今後の人生において信用にかかわる大事なことだからです。
延滞するとブラックリストと呼ばれる個人信用情報機関にその記録が登録されてしまいます。
今後車や家などの大きな買い物をする際にローンを組もうと思っても延滞の記録があると却下されてしまいます。
そんな予定はないと思っていても人生いつどうなるか分かりません。
身近なところでいえば携帯電話や大型家電も一括でないと買えなくなってしまいます。
ただ人間誰でもうっかりミスはあるものです。
一度遅れたくらいではブラックリストには載りませんので気づいた段階ですぐ支払いましょう。
個人信用情報機関に登録されるのは延滞が3か月以上続いたタイミングとされています。
なお、登録されてしまうと返還完了してから5年後まで削除されませんので本当~~~に気を付けてくださいね!
返還が困難な場合は猶予制度の手続きを
社会に出るのとほぼ同時に背負う奨学金という名の借金。
借りた額にもよりますが返済を辛く感じる方も多いと思います。
しかし奨学金は銀行等のローンに比べれば金利もずっと低く良心的な制度です。
皆さんの返還金が今後の若い学生さんたちの奨学金として活用される。
この仕組みがリレー口座とも呼ばれている理由です。
そのため返済が困難になっても投げ出さず、まずはJASSOに相談してみてください。
延滞して後々困るより、返還を猶予してもらえる制度がありますのでそちらを利用しましょう。
私自身も結婚してから出産前後の時は支払いを待ってもらったり、減額してもらったりしていた時期がありました。
あまり大きな声では言えませんが第一種奨学金なら利息がかからないので返還年数が延びたところで大丈夫!
逆に第二種奨学金は余裕があれば優先して繰り上げ返済したいですね。
金利がいくら低いとはいえ長いスパンでの返済計画だとけっこうな額になりますので…。
まあそういう計算もそのうち自分で覚えることでしょう。
それが大人になるということ!
学びのために借りたお金の返済は、私は立派だとすら思います。
一緒に頑張って返済していきましょうね♡

膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?