浪人生もいれば現役大学生もいる4兄妹育児の真っただ中の檸檬(@mamalemonbomb)です。
次男の大学受験に集中したいところですがこの時期もう一つの心配事がありまして…。
それは奨学金の継続願の提出です!
奨学金は入学時に手続きをしますが、4年間支給されるわけではありません。
成績や経済状況を踏まえて打ち切られる可能性もありますし、毎年申請が必要です。
受給資格を満たしていても継続願の提出を忘れたらこれまた当然打ち切りなわけで、お子さんには絶対忘れないようにしてもらう必要がありますよ!
提出期限は大学ごとに違いますが1月中なら大丈夫のはずです。
もし大学から指示された提出期限を忘れて、うっかり過ぎてしまっても諦めずに学生課に問い合わせてみてくださいね。
それでは継続願提出の流れを見ていきましょう。
スカラネット・パーソナル入力前に必要なこと
まずは説明会もしくは学生課で書類を入手
奨学金の継続願を提出するためには事前に大学の学生課で下書き用紙を受け取って準備しておかなくてはいけません。
継続願はネット入力なのですが、一画面30分でタイムアウトしてしまうのです。
事前に計算や下書きしておかないとスムーズにいかない項目がありますので気を付けてくださいね!
1年生で初めて継続願を提出する場合は説明会に参加しないといけないはずです。
長男の大学では2年生以降であれば12月下旬~1月初旬くらいに下書き用紙を受け取るだけで、説明会の参加は不要でした。
どちらにしろそのお知らせはやはり掲示板に貼りだされるため、各自しっかりチェックする必要があります。
大學の授業料が高額なことは今更説明の必要はありませんね?
奨学金がなければ学生生活を維持するのが困難な家庭も多いはずです。
うっかりミスで受けられなくなったなんてことにならないよう、保護者様も声をかけてあげてくださいね。
経済状況記入のため親の源泉徴収票が必要
受け取った下書き用紙を見れば分かりますが、家計を支えている人(父、母、祖父、祖母)の所得を記入する欄があります。
奨学金は経済的に余裕がない家庭のための制度ですので、著しく所得が増えたご家庭には当然支給はされません。
そのため毎年所得の確認が行われ、正確な情報の記入が必要です。
会社員の場合は源泉徴収票、自営業者の場合は確定申告書の控えなどを準備しておきましょう。
共働きであれば夫婦それぞれ必要です。
提出は不要ですので原本でもコピーでもどちらでも大丈夫です。
準備が済みましたら早速入力することにしましょう。
学生課から受け取る書類に記載があると思いますが、年末年始は入力できない期間がありますので注意してくださいね。
スカラネットパーソナルにログインできない!ID・パスワードを忘れたら
スカラネットには2種類ある
日本学生支援機構の奨学金管理システムのことを「スカラネット」と言いますが、実はこれには2種類あります。
学校からもらったIDとパスワードを入力するスカラネット、これは申込時のみ使用します。
(予約採用の場合は最初の申し込み時と、大学入学後にもう一度使用することになります。)
継続願で使用するのは「スカラネット・パーソナル」です。
こちらは貸与開始から返還終了するまで利用できるシステムです。
ログイン・新規登録画面から再設定も可能
初めて利用する場合は奨学生番号等を入力して自分でログインID・パスワードを設定する必要があります。
2回目以降の方は既に登録しているのですんなり進めるはずですが…。
もしIDとパスワードがどうしてもわからなくなってしまった場合は、ちゃんと下の方に忘れた方用のボタンがありますのでご安心ください!
また奨学生番号等入力することにはなりますが、再設定して先に進んでくださいね!
そして新規の人も再設定の人も必ず控えを取っておくなどして忘れないようにしましょう。
奨学金継続願の書き方と注意点
併用の場合は第一種・第二種それぞれに継続願が必要
ログインすると最初に奨学生番号を押すようになると思いますが、併用貸与の方は第一種と第二種それぞれボタンがあります。
入力する内容は同じですが、必ず両方提出してくださいね!
(どちらからでもいいのですが)第一種を入力する際に、経済状況や学生生活の項目はメモか何かにコピペしておくと第二種の入力の際に貼りつければ済むので便利かも♪
まあ下書き用紙に記入してあるし…最後にプリントアウトもできるからそれ見ながら再度入力しても問題ないです…。
収入と支出の差は30万円以下に
個人情報や継続意思の確認にチェックを入れるのは問題ないとして、最初につまずくのは経済状況かと思います。
奨学金を継続したいわけですから「家計が好転した」にチェック入れないほうがいいかも?
そして所得の欄は源泉徴収票の支払金額にある額を一万円未満切り捨てで入力しましょう。
奨学金の総額は自動計算で表示されますので、収入ー支出が30万円以内になるよう調整してくださいね。
収入はこんなカンジ
①家庭からの給付(②~⑤記入後支出を上回るように調整して書く)
②日本学生支援機構の奨学金(自動入力)
③それ以外からの奨学金(あれば記入)
④アルバイト(あれば記入)
⑤その他(あれば記入だけどなしでOK)
支出はこんなカンジ
①学費(定額)
②修学費(教科書代や実習費・調整可)
③食費(昼食代や外食費・調整可)
④通信費(スマホ代等・調整可だが多くても年間12万くらい?)
⑤その他(医療費や娯楽費・調整可)
⑥保証料(自動入力・数万円程度)
我が家の場合は今年⑤に自動車免許取得費用がありましたので収入ー支出はトントンといった形になりました。
自動車費用に限らず他の項目も、実際は親が少し出していたり細かい金額まで思い出せないことがあるかもしれません。
厳しく追及されたりするようなことはありませんので大体埋めたら調整可能な項目欄でできるだけ収入と支出の差が少なくなるようにすれば大丈夫です。
収入より支出が上回ってしまうと受け付けてもらえませんし、差額が大きすぎると認定されなくなりますのでそこだけ注意しましょう。
学生生活欄でボランティア・部活(サークル)・勉強の頑張りをアピール
次に面倒なのが学生生活の状況を書く欄があります。
200文字以内とはいえ、漠然としていて普段文章を書き慣れていないと難しいかもしれませんね。
コツとしては目標ややりがいを持って活動していたことがあればそれを書きましょう。
うちの長男の場合は毎年部活のことを書いています。
今年は毎年行われる演奏会で大役を任されていたこともあり書きやすかったです!
部活動、サークル活動以外にはボランティアなどの課外活動に参加していたら尚良しです。
何も思い浮かばない場合は普段の学業の様子でも構いません。
休まず出席した、最前列で真剣に講義を聞いていた、積極的に質問に行った等、200文字以内なのでなんとか頑張ったことをアピールしてくださいね。
奨学金継続願の申請結果はいつ頃?
問い合わせに必要な受付番号を控える
入力が終わったら最後に受付番号が表示されます。
第一種・第二種併用の方はそれぞれ番号が違います。
もし問い合わせすることになった時に必要になりますのでプリントアウトするかメモに控えておきましょう。
入力した内容も印刷して保管しておくと翌年の参考になりますよ♪
継続認定が分かるのは新年度最初の振込時期
提出した奨学金継続願は経済状況や学業成績等を総合的に審査し判断されます。
その結果は、4月もしくは5月に振込がされているかどうかで分かります。
認められなかった場合はそれ以前に大学側から通知があるはずですので、返事がないのがいい便りってやつですね(笑)
「停止」「廃止」の違いは?奨学金がもらえない理由とは
継続認定以外には「激励」「警告」「停止」「廃止」の四種類があります。
「激励」「警告」の場合は奨学金は引き続きもらえますが学業成績の向上が必要です。
通知が届いてしまったら身を引き締めて勉学に励みましょう 。
「停止」「廃止」の場合は奨学金がストップされてしまいます。
ただ「停止」の場合は不足単位の取得等、原因となったことが解消されれば貸与が復活できます。
「廃止」は留年だったり単位が極めて少ないことが理由ですので、即資格喪失と厳しい処置となってしまいます。
そこまでの心当たりがなく、どうしても納得がいかない場合は学生課の奨学金担当窓口に問い合わせてみてくださいね。
万が一奨学金を受けられなくなってしまい、学生生活継続が困難な場合は国の教育ローンも検討してみてください。
名義は親、保証料はかかりますが保証人をたてる必要もなく最短3週間ほどで融資が受けられます。
奨学金の次に金利が安く、比較的安心な方法といえるでしょう。
学生の本分は勉強であり、そのためにお金を借りていることを自覚していれば奨学金の打ち切りは避けられる事態のはずです。
残念な通知を受け取ることのないよう気を付けてくださいね!
膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?