我が家は共働きですが低所得なのに子供四人。
それぞれに大学卒業までの学費を準備してあげることは到底無理でした。
入学時に最低限必要な100万円を学資保険を利用して貯められただけでも上出来だと思っています。
その後は奨学金を借りてもらって親が返済するという方法を取っています。
私は奨学金は「有意義な借金」だと思っています。
でも結局は負債ですから希望を抱いて社会に出ると同時に背負わせるのは少々抵抗が…。
実際奨学金の返済が計画通りに行かなくて悩んでいる人たちはたくさんいるようです。
そんな借金のような奨学金返済を自己破産はせずに帳消しにするプロジェクトというものがあると知り早速調べてみました。
賛否両論あるとは思いますが、うまくいけばこれは革命!
その前に現在でも奨学金が免除になるケースはどのようなものかおさらいしてみましょう。
奨学金返済を免除にしてもらう方法
免除になる3つのパターン
死亡
まあ身も蓋もありませんが本人が死亡すれば奨学金の返済は免除されます。
しかしこれでは誰も喜ぶ人がいません。(辛い)
不幸にも本人が死亡した場合は家族もしくは保証人が「奨学金返済免除願」を提出すれば奨学金は免除になります。
その際は死亡を証明する公的書類が必要となります。
詳しくは日本学生支援機構に連絡して指示してもらうのが間違いないです。
やりとりは郵送で完結しますのでそのあたりはストレスがないでしょう。
病気
次に病気やケガで働けなくなった場合も奨学金返済免除が認められます。
生きているとはいえ、これも喜ばしいことではありませんけどね。
しかし病気やケガが同じような程度でも働ける人と働けない人に分かれるケースもあります。
例えば重度の鬱病で外では働けないけど在宅で働く術を持つ人と持たない人、手足を欠損するほどのケガでも働く意欲を持つ人と持たない人など…。
実は病気やケガの場合は免除基準がはっきり明確化されていないそうです。
ケースバイケースで個別に判断されるのでしょうね。
こちらもまずは日本学生支援機構に相談してみましょう。
自己破産
最後にこれまた喜ばしくはありませんがまだマシかと思える自己破産。
借金同様、自己破産をすれば奨学金の返済も全額帳消しになります。
ただ本人に財産があれば自己破産はできませんし、お金がないことを証明する手続きはめんどくさいものです。
多額の負債を帳消しにできるのならある程度の労力はしょうがないですね。
かといって弁護士さんに依頼すれば指示通り動けばいいだけですし、黙っていれば周囲に知られるわけでもありません。
そのためあまり重く考えずに自己破産してしまう人も増えていると聞きます。
自己破産をするとローンが組めなくなる等のデメリットもありますし若い人にはおすすめはできませんが…。
奨学金の返済があまりにも多額な場合は一つの方法であることは確かです。
最後に一つ注意点ですが、奨学金を借りる時に機関保証を選択していればいいのですが人的保証を選択していると連帯保証人に請求がいってしまいます。
自己破産しても身内で揉めて余計に心労が増える事態もあるのでくれぐれも気を付けてくださいね。
奨学金返済を帳消しにする救済活動
奨学金返済が困難な人が増えている
以前は奨学金は学生の4人に1人が借りていると言われていました。
しかしコロナによる不景気もあって今では3人に1人、もしくはそれ以上とも囁かれています。
そんな比率で奨学金という名の借金をしないと高度な教育が受けられないなんて…。
そもそも日本の教育費が高すぎることは伝わりますでしょうか。
それとは逆に奨学金を安定して返済できるような就職先は減少しています。
大卒だからといって正社員で働ける保証はありません。
現在働く人の4割が非正規雇用と言われています。
(専門学校進学で奨学金を借りている学生もいますしね)
更に見過ごせないのが近年問題視されているブラック企業の存在です。
せっかく就職した学生も退職に追い込まれたら奨学金の返済に窮する事態となってしまいます。
借りたものは返さなければいけない、はもっともだと思います。
しかし学生支援機構が奨学金の返済を民間債権回収会社に委託して取り立てを強化しているというのはちょっと考えさせられます。
勉強するために必要で借りたお金と世間にありふれた借金との回収が同じ扱いなのですね。
学生支援機構という名称なんですから、せめて滞納金は課さないとか学生にもっと寄り添うことはできないものでしょうか?
結果としておすすめできない自己破産件数の増加を招いているような気がします。
奨学金返済を帳消しにするプロジェクトが始動
このような見過ごしがたい事態に学生たちも声を上げ始めています。
同じ大学生のお子さんがいながらイマイチ庶民の苦しさに気づいてないであろう、内閣総理大臣の岸田文雄様!
もっと子供や若者も大切にしていただけないと少子化日本の未来が明るくなりませんよ!!
今回の奨学金帳消しプロジェクトでは2つのことを要求しています。
- 現在貸与型奨学金を借りている人全員に対する債務の帳消し
- 全ての人に教育の権利を実現するための学費無償化と給付型奨学金の拡充
是非現状の奨学金制度の問題点に苦しめられているリアルな声をお聞きください。
そして賛同してもいいと思われる方は是非下記からご参加くださいね。
膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?