不登校かつ反抗期の三男に振り回される日々が続く檸檬です。
中二病なんて言葉もあるくらい、ちょうど中学2年生って一番手を焼く年ごろなんですよね!
今日はその時期を乗り越え、成績底辺から一念発起して大学生となった次男のお話です。
タイトルの数学4点はガチで実話ですからね!
そんな子が都内では有名な理工系の名門大学を受験するまでになろうとは…。
でも我が家は夫婦そろって数学がまるでダメ、遺伝的にも次男はどちらかというと文系のはずなのです。
それが知らない間に将来の就職ことまで考えて進路を決め、果敢に受験したことは褒めてあげたいと思います。
結果的に希望の分野の大学に進学できましたしね♡
今日はそんな次男のやる気スイッチが入ったのはいつ、何がきっかけになったかというお話。
うちの子は勉強嫌いだから大学には行かないなんて決めつけずに教育費は準備しておくべきですよ!
目次
勉強嫌いで底辺の成績の子が大学生になるまで
テストの点数は一桁、通知表は2ばかり
うちの子が通う小学校の通知表は◎・〇・△の三段階評価でした。
長男が要領のいいタイプだったので、小学生は勉強しなくても授業さえちゃんと受けていれば◎をもらえるものなんだと思っていた日々。
それが入学してすぐ△のオンパレードで私を慌てさせたのが次男。
担任の先生が自宅まで来たり、逆に呼び出されたりした話は割愛しますがとにかく勉強は好きじゃない様子でした。
「何で学校なんか行かなきゃいけないの?」
「大学なんて金と時間の無駄だから俺は行かない」
小学生の頃の口癖がこれですから、絶対高卒の就職コースだと思っていました。
そのうえ中学生になると急に勉強が難しくなりますもんね!
子供のころから主人の影響で歴史には興味があったのと、暗記力は優れていたので社会だけは得意でした。
あと勉強関係ない美術も良かったけどそれ以外は平均以下、特に解く力が必要な数学は最下位争い。
それでも1年生の時は通知表もなんとかアヒルちゃん止まりだったのですが…。
通知表に1がつくと高校に行けない?
この頃中学3年生だった長男は部活と塾通いを両立させ、内申をがっぽり稼ぎ石橋を叩いて渡るような高校受験をしました。
親の私も初体験ですから、模試でいくらいい成績を取っても安心できず余裕のある高校を勧めてしまいました。
今思えば口出しするべきじゃなかったのではと後悔もありますが…。
その中で私もいろいろ受験に関する知識が増えていくのですが、うちの県は通知表に1がつくと滑り止めの高校を確保できないという噂がありました。
そうなると県立高校一発勝負で、もし落ちたら行く高校がなくなってしまいます。
(定員割れの二次募集はありますがその中に当時行きたいと思えるような高校はなかった)
しかし長男の受験が無事終わり、中学2年生になった次男は相変わらず問題児なうえテストで数学4点という悲惨な結果に。
ついに数学で1がついてしまったのでした。
塾通いで必ず成績が伸びる?
その子に合った塾選びが大事
2学期の通知表が1でも頑張れば学年末の評定を2や3にすることは可能です。
真剣に授業を聞いたり提出物を頑張ったりする生徒にテストの点だけで1をつけるのはなかなか心苦しいもの。
次男は今までがやる気がなさすぎたし、今後それを望むのも難しいかと思われたある日…。
「俺、塾に行きたいんだけど」
驚きましたがお金がないながらも受験の年だけは希望すれば塾には通わせてあげたいと思っていたので快諾。
ただ成績が底辺なだけに長男のような大手集団塾でなく面倒見のよさそうな少人数の塾限定で探しました。
アットホームすぎて普通に遅刻していっても怒られないような優しい先生でした。
月謝もリーズナブルでしたし成績も緩やかに伸びていき、学年末評価も2に回復。
3年生になっても意欲は欠けることなく、偏差値が上がるだけでなく通知表も4や5がもらえるように!
もし自制心があって家でも勉強できるタイプのお子さんでしたら塾でなくても通信教育でもいいとは思います。
塾は比較的安いところを探しても中1~2年で月2万円、受験生になると月3万円前後はかかるところが多いです。
子供のためを思うと無理してでも用意してあげたくなりますが、成績が伸びればこの先もっと教育費がかかる可能性は高まるわけですから何とも悩ましいですね…。
高校受験につきまとう内申の壁
滑り止めの私立高校は3年の内申だけ見てくれるところだったので、次男はまあまあの進学校を確保することができました。
しかし県立高校の受験は1~2年の内申も関係するせいか、合格最低点は上回っていたのに不合格。
苦い思い出はもう過去の話ですが、こんな次男だからこそ弟が後悔しないようにと伝えたい思いがあったのかもしれません。
先日いきなり「三男が高校に行く気があるなら今から本気出さないと遅い」と助言されたのです。
次男は普段全然会話しない無口な子なので本当にびっくりしました。
更に彼の話は続きます…。
親の言葉より教師や赤の他人の言葉の方が響く?
人生を変えた担任の先生の言葉
次男は塾通いを始めてから成績が右肩上がりになりました。
お金を払ってるんだから当たり前という意見もあるかもしれませんが、前提として本人のやる気がなければダメだと思います。
教え方とか、先生との相性もありそうです。
次男は塾の先生からいい刺激をもらって伸びたのではないかとずっと思っていました。
ところが彼を変えたのは全くの別人だったことが6年の時を経て判明!
「中学の時先生に言われたの、楽な道を行きたいなら勉強するべきだって」
そう、中2の2学期に数学で1の評定を下した先生は当時次男の担任でもあったのです。
でも家にも電話をくださったことは覚えています!
「通知表の1はなかなかつかないものなんです、ここで何とかしてあげたほうがいいと思います。」
みたいなことを怒るでもなく静かに諭されました。
あの先生はきっと次男のために苦しんで1をつけてくれたんだろうな。
子供のやる気スイッチはいつ、誰の手によって入るのかは分からない…。
そして距離の近い親よりも他人の言葉の方が心に響きやすいのかもしれませんね。
不登校でも心配してくれる家族がいるのは幸せ
「心配してくれてありがとう。でももう欠席日数多いからまともな受験は難しいみたいなんだよね。」
表情が曇る次男にこの前の面談で分かったことを簡単に伝えました。
「どっちにしろ勉強しないとダメだよね。三男は生活態度も悪いしこのまま大人になったんじゃあいつが大変な思いをするよ。」
偏食がひどくて簡易書留の出し方や住民票の取り方も分からない次男が弟のことをこんなにも心配してくれるなんてムネアツです!
「もうどうしようもなかったら寮生活させるとかさ」
うちの三兄弟はケンカこそしませんが、逆に普段の会話もなく仲は良くないと思います。
次男が心配してることを三男にも伝えましたが「嘘つけ」と鼻で笑われましたからね!
でもこれは嘘のような本当のお話。
今回のことを踏まえて主人も一緒に三男とちゃんと話そうということになるのですが、これはまた別の機会に…。
正論で追い詰める気はないのですが、現実的な話を聞いて次男のように近道を選択してくれたら親も安心なのは事実。
それに家族みんなの思いはウザがられても伝え続けていきたいと思う年の瀬の出来事でした。
不登校の子と過ごす毎日は一進一退ですが、少しずつ良い方向に向かえばいいなと思います♡
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。