夏が来~れば思い出す~♪ってわけじゃないんですが、メジャーな高校野球の裏でNHK音楽コンクール(略してNコン)の地区大会が行われています。
なんと今年で86回目という、日本最大規模の合唱コンクールであるNコン。
実はうちの長男は過去に出場したことがあります!
吹奏楽は楽器が高いからお金がかかりそうなイメージがありますよね。
でも合唱は歌うだけだし誰でもできるって思いませんか?
そんなわけで私も最初はやりたいならやれば~くらいに思っていましたが意外にも部活費用が高額になってしまったのです。
それも夫婦間に亀裂が入るほどの思いもよらない展開になろうとは…!
今回はそんなお話です。
目次
中学3年生は部活と受験の両立が大変?引退時期っていつ頃?
思春期中学生の「部活を辞めたい」に親の対応は?
以前の記事で長男も次男も同じ運動部に所属していたと書きました。
しかし仲良く(?)2人とも中途退部して文化部に転部しています。
次男の場合は厳しい練習に親子揃ってついていけなくなったという単純明瞭な理由なのでいいとして、長男の場合は中2で反抗期もピークの頃。
これといった原因もないのにサボり始めて親が行けと言ってももちろん聞かず…。
何事に対してもやる気がないといった様子でした。
これが顧問や上級生のパワハラ、いじめなどの人間関係によるものであれば心を病んでまで続ける必要はありません。
すぐ辞めても構いませんが長男の部活仲間はいい子ばかりだったんです。
なのにどうして…?
今から思えば反抗期特有の自己否定感が原因だったような気がします。
長男から直接聞いたわけではないのであくまで推測ではありますが…。
少人数の部活だっただけに、周りの皆は運動神経も良くて勉強もできるのに自分だけできないという思考に陥ってしまっていたのかもしれません。
実際他の部員がほんと優秀な子ばかりだっだんですよね…。
中2病とはよく言ったもので、本当にあの頃は目に生気もなかったです。
反抗期について話し始めたらいつまでも終わらないので割愛しますが、これは自然な過程で一時的なものですので安心してくださいね!
部活を辞める、辞めないは最終的には本人の意思に任せるしかないです。
高みを目指すお子さんがスランプ的なもので悩んでいるのであれば、乗り越えてもらえればその子のためにも一番いいかとは思いますが…。
ただうちの長男みたいに思春期の闇に迷い込んでしまった時、親が子供にしてあげられることと言えばただ気持ちに寄り添ってあげることくらいです。
辞めたいんだね、辛いんだね、と同調してあげてるうちに子供はいつか自分で結論を出すことでしょう。
今思えばあの頃の私は「そんな状態は良くない」と否定するようなことばかり言ってしまっていました。
それは余計長男との溝を広げてしまうだけだったなと後悔しています。
部活動引退は早ければ6月!文化部は秋までの場合も
運動部の場合は大体6月の市の大会で敗戦した時点で3年生は引退することになります。
強豪部だったりすると県大会、全国大会と進みますのでその分引退は遅れます。
しかし何しろ最後の集大成ですので親としては応援してあげたいですね。
文化部は発表会やコンクールの日程の関係で引退時期が秋になる場合が多いようです。
引退したらすぐに受験勉強モードへの切り替えが急がれますので大変かもしれませんね。
夏期講習と部活が重なると受験生も親も大変
受験生の夏休みの昼食や夕食事情
長男は中学3年生時の担任の先生が音楽担当だったのをきっかけに合唱部に転部しました。
しかし自分で決めた塾に通い始めてもいましたので、夏休みは練習との両立がとにかく大変でした。
塾には高額な料金を払っているわけですから無駄にしてほしくないですもんね!
午前中部活に行きいったん帰宅して作り置きの昼食を食べてから塾へ…。
スケジュールによってその逆の時もありますが、部活の活動時間が長かったり塾の自習室を利用したりするときは帰宅も遅いわけで夕食をいつ食べるかが問題になってきます。
ご家庭によるかとは思いますがフルタイム勤務の私には昼食と夕食の2食を用意しておくことは難しかったです。
夕方はコンビニのおにぎりや菓子パン等の軽食でしのいでもらって、夜遅い時間に夕食を出し直したりしていました。
あの頃、こうやって家族そろっての食事もできなくなっていくんだなと実感しましたね。
何より鍋を一緒に囲めないのが辛い~(レパートリー的にも)
部活や塾で家族団らんが減っても親も無理せず
中学生になると部活動の大会後は打ち上げがあったりして、夕食は友達と済ませてくる日も徐々に増えてくるかと思います。
そして家で食べるにしても塾に通い始めると時間が合わなくなりますよね。
まあこれも成長ですから無理に手作りのアツアツ料理を提供するのにこだわらなくてもいいかと思います。
夜遅くまで勉強してるのに母親が先に寝るわけにいかない!とかね(笑)
子供の立場からすると愛情込めた手作り料理よりマックやカップ麺が食べたいときもあるし、勉強に集中したいときは誰にも構われたくないものなのです。
親もせっかくなら手を抜けるところは抜いて、愛情が押しつけがましいものになっていないか気を付ける余裕が欲しいですね。
県大会に全国大会…部活動ってこんなにお金がかかるの?
部活熱心な強豪校は費用が高額になりがち
部活動も学生ならではの貴重な経験だし、夏休みは精一杯頑張って引退したら受験勉強に集中してもらいたい。
当初の予定はNコンや全国合唱コンクールでの入賞をきっかけに大きく狂い出しました。
まず担任でもある顧問の先生が新任だったため、すごい指導力の持ち主だったことを知らなかったのが誤算。
過去の恩師や教え子、使えるものは何でも使いレッスン料やステージ代が発生しまくります!
前述のように歌うだけだからお金はかからないと思い込んでいたため、これだけでもキツかったのですが…。
県大会や全国大会出場で宿泊費用が発生することも
運動部も似たような流れかとは思いますが市(地区)大会→県(ブロック)大会→全国大会という感じであれよあれよと勝ち進む長男(の部)。
しかもブロックの範囲が関東甲信越と広くて、よりによってその年が一番遠い新潟県!
運が良ければ同じ県、もしくは隣接県なら日帰りできたんですけどね…。
一泊二日で3万円ほどかかりました。
でもこれも最後のいい思い出になるしと思って頑張って払ったんですよね。
まさか全国大会というその先の舞台があるなんて思いもしないで(笑)
そしてこれまた開催地が運悪く広島県…!
勝利の女神の横では貧乏神がほくそ笑んでいるというオチでした。
部活費用も教育費も意味あるお金は無駄じゃない
部活費用が高額で夫婦喧嘩に発展?
関東から広島県ともなると普通は新幹線を利用すると思います。
しかし公立中学校の部活動の遠征ですから費用を抑えるためバスでの移動でした。
それでも2泊3日なうえに前日練習で利用するステージ代なども加算…。
当初聞かされた費用は10万円近くと高額なものでした。
県大会費用すら用意するのが大変だったのに、そもそも必ずしもやらなくて良かった中途入部の部活費用がこんなにかかるなんて!
全くの予想外で呆然としてしまいました。
当然大黒柱の主人に相談しなくてはいけませんでしたが「公立中学校の部活でそんなにお金がかかるなんておかしい。払えない家があってもおかしくない。無理してやらせることはないと思う。」とごもっともでありながら厳しい意見。
主人の言ってることは間違ってないと思います。
私も同じように考えていたはずなのですが客観的に聞いた時に「始まりはどうであれ、せっかくここまでやってきたのにお金の問題で子供の頑張りを親が止めることはしたくない」と思ってしまいました。
全国大会規模なら補助金が出る場合も
相談するつもりが意見が対立してしまい一時険悪なムードになってしまった我が家。
やはり費用が高すぎるという声が他のご家庭からも出たのか、顧問の先生も多少スケジュールの見直しをしてくださることになりました。
全国大会出場だなんて普通に考えたら名誉なこと。
市のほうからも補助金が出るという朗報も飛び込んできました。
その額は生徒1人あたり3万円程度!
結局実質負担金は5万円程度まで下がって本当に助かりました。
このテの補助金がいただけるのは数ヵ月後なのでとりあえずかき集めるのは大変でしたが、主人もなんとか納得してくれて長男を送り出すことに。
やはり全国大会のレベルは高いですよね。
上位入賞は果たせませんでしたがベストは尽くせたんだろうなと思える悪くはない成績でした。
帰宅は日付が変わりそうな夜遅くだったので解散する中学校まで車で迎えに行きました。
乗り込んだ長男の第一声は「楽しかった!」
本当に大変でしたがこの一言で報われた気がしました♡
そしてこれはオマケ特典ですが全国大会に出場したことで(長男だけの頑張りじゃなくても)内申点はかなりプラスになったようです。
受験は偏差値的にも余裕のある高校を受けましたが、内申点のこともあり気持ち的に楽に受験できただろうなと思います。
たとえ入賞など成績を残せなくても3年間続けるだけで内申をプラスに見てくれる高校もありますのでどんな頑張りも無駄にはなりません。
中学校くらいから親のサポートはお金の工面くらいになってきます。
ややさみしい思いをすることもありますが、とにかく子供が悔いのない学校生活を送ってくれたら何よりですね!
しかし転入・編入はいつでもOK!
説明会参加が必須の学校もありますので
早めに取り寄せ確認しましょう。