私の塾体験は遠い昔の中3の夏、夏期講習のみ10日間5万円ポッキリでした。
貧乏家庭なのに親に無理を言って出してもらい、それにも関わらず2日行っただけで飽きて辞めましたけどね(笑)
しばらく行ったふりをしていましたが結局塾から電話があって私の悪事は発覚。しかし母親は呆れたように「だろうと思った」というだけで責めたり怒ったりはしませんでした。
…今思い返してみても偉いな( ˘ω˘ )←他人事?
そもそも私は何故塾に行きたくなったのかといえば「みんなが行ってるから」「他校の子とも仲良くなれて楽しそうだから」でした。
塾に限らず通信教育や家庭教師も、やる気がなければお金をドブに捨てるだけです。
これを踏まえて私が考える最適な塾選びについてお話しします。
目次
中学生の通塾率ってどれくらい?公立と私立で差が出る理由
地域によって違う通塾率
周りがどれくらい塾に通っているのかは文部科学省とかあちこちの教育機関がデータを取ってると思いますが、お住まいの地域にもよりますし正直あまりピンとこないです。
例えば都会の駅近に住んでらっしゃる意識高めのエリアとちょっと遠くのエリアでは同じ市でも違いがあると思います。
そもそも駅からあまり離れてたら塾自体がなくて送迎も大変なので親が協力的じゃないと通えませんね。
なので肌で感じるのが一番というか、PTAをやっていたりママ友がいれば勝手に情報は入ってきますので日頃交流しておくのも悪くないかもしれません。
そういうツテがなくて、分からないけど知りたい方は懇談の時などに担任の先生に聞いてみてください。
どれくらいの子が塾に通っているかは把握していると思います。
一応ここから大体これくらいと思われるデータを書いておきます。
ほんと都会と豊かな自然に囲まれた地方では全く別なので参考程度にしてくださいね!
小学校の通塾率
公立3~4割、私立7割弱
私立に通ってる子はお受験する子が多い故の結果でしょうか。
公立では低学年のうちは習い事をしている子が多くて、塾に行く子はチラホラ程度だと思いますが高学年になると通い出す子が増えるようですね。
でも小学校は何せひらがなから教えてくれてその後の進み方も丁寧です。毎日真面目に授業を聞いて宿題もきちんとやってさえいればテストも大体解けるはず…。
私は中学受験する子を除いて小学校のうちから塾は必要ないと思いますがいかがでしょうか?
中学校の通塾率
公立7割弱、私立5割強
公立と私立の割合が逆転しました。
私立中学校組はエスカレーターで進学できる子が多いので通塾割合も減るのかと思います。
公立の7割弱ですがいきなり塾通いを始めるわけではありません。
入学して部活も始まって中学生活に慣れたくらいの時期に徐々に通い出す子が多いようです。
慣れない中学生活と同時に塾ではさすがに息切れしそうですもんね~
その後2年生の夏休みあたりにまた増えて、3年生になり受験生という理由でピークを迎えると思われます。
部活に打ち込んできた子が引退して慌てて入塾する場合は受付も10月くらいがギリギリでしょうか。
後で詳しく書きますが地頭のいい子は爆発的に伸びる可能性もありますが、内申点の関係もありますので秋ではちょっと遅いかもしれません…。
高校の通塾率
公立3~4割、私立4割強
データが進学校に限定されてないので意味を成さないかもしれません(笑)
職業高校でも大学進学する子もいますが大多数は就職組。
大学受験しないのであれば塾に行く必要ありませんもんね。
ちなみに我が家の長男は家の事情も汲んでくれてか、塾には一切行かずに希望の大学に合格してくれました。
私立高校は授業料が高い分補習など面倒見もよくて塾要らずとも言われますが長男は県立高校。
この時ばかりは周囲からすごい!親孝行!と褒め殺しをいただいたものです♡
公立の進学校はそれくらい塾に通う子が多かったです、というお話。
塾に通うベストな時期は子供のやる気次第?
反抗期のやる気スイッチが入るのはいつ?
塾に通うベストな時期、それは子供の方から塾に行きたいと言い出した時です。
親が心(お金)の準備ができていないと「まだ早いんじゃない?」と言ってしまいそうですが相手は反抗期真っただ中の中学生。
脅すようですが「やる気をへし折られた」「親が応援してくれない」と親子関係の悪化にもつながりかねません。
もし通塾を考えているのであれば多少時期が早くても本人の意思を尊重してあげたほうがいいかと思います。
但し冒頭の昔の私のように本気かどうか見極める必要はありますが(笑)
内申点を上げるためには中2から通塾がおすすめ
やる気スイッチが入った子はいいとして入らない子も当然います。
まずは塾に行かせてまで成績を伸ばす必要があるのか、今行けそうな高校ではダメなのかを考えてみましょう。
多くの場合この時期に具体的な将来の夢がある子は少ないです。
そうなると大抵の子はなるべく偏差値の高いところを目指しますので、親がお金の準備ができるのであれば中だるみといわれる中学2年生で勧めてみるのがいいかと思います。
受験生ということで3年生から通い始める子も多いのですが、すぐに成績が伸びるわけではないので1学期の通知表には塾の成果は反映されないと思ってください。
しかし受験において内申点というのはかなり重要です。
特に3年生の内申は2倍、3倍換算をする高校もあるのです。
それを思うとできれば中2の夏期講習から、遅くても冬期講習から始めたいです。
講習からの流れだと入学金も無料になったり、スムーズかつ金銭面でもお得かと思います。
塾に行かせたいけどお金がない場合はどうするか
我が家は4人兄妹ですから最初は塾は不要、地頭で行ける範囲に進学すればいいという考えでした。
しかし子育てするうちに周囲の教育熱心さに徐々に気持ちも動かされるように…。
何より長男には早い段階で将来の夢があったので応援したいと思うようになりました。
とはいえお金がないのに変わりはないわけです(笑)
子供たちには塾は行きたければ中学3年生の一年だけと事前に伝えてありました。
そして長男、次男も自分から通いたいと言ってきたため学資保険の一部を拝借したりして工面することに。
なので前述の通うなら中2説は我が家の実体験からのリアルな感想です。
うちの県が内申重視の高校が多いことも関係するかもしれませんが、次男は底辺の成績から頑張って偏差値を10上げたのに結果合格できなかったので…。
入試で力が出せなかったなら諦めもつきますが、返ってきた結果表を見たら充分合格できるはずの点数が取れていたんですよね。
絶対中2までの内申のせいとしか考えられません(涙)
そういう制度になっているのだからしょうがないんですけど、私の中では今でも忘れられない悔しい思い出です。
塾費用は高額!集団と個別を比較してみる
集団塾に向いている子と費用
塾の費用はピンキリなため詳細に調べてたらいつまでたってもこの記事が書き終わらないので、もはや私の記憶だけに頼らせていただきますね(笑)
長男は塾に通いたい意思表示をした時に自分でどこの塾に行きたいかも決めていたのでスムーズでした。
しかしそこはあちこちに教室があるような県下では有名の大手集団塾!
これはもう間違いなく高いだろうなと悟りましたよ…。
ざっくりですが月謝5万円で夏期講習5教科10万円、3教科なら7万円くらいでした。
講師はいい人ばかりで長男も分かりやすいと言っていましたが、それは塾に行かなくても平均前後の成績だった子の場合かと思います。
一応成績順にクラス分けはしていますが生徒数がそこそこいるため、誰かが躓いたとき理解するまで待ってあげられる時間はないと思います。
そうなると空き時間に積極的に質問しに行けるくらいの子じゃないとついていけなさそうですよね。
でもそれくらい意欲的な子なら元々成績悪くないのでは?と思うのは私だけでしょうか(笑)
個別塾に向いている子と費用
向いているというよりは、成績が平均以下で基礎ができていないと思われるなら懇切丁寧に指導してもらう必要があります。
そうなると個別塾か家庭教師の二択でしょうか。
でも先生につきっきりでみてもらえるため1教科1時間でも数千円~と料金は高額です。
苦手科目だけお世話になるにしてもなかなか費用がかさみそう…。
組み合わせでいくらにもなりますが塾費用は集団塾より2~3割増しになると考えておいたほうがいいでしょう。
お金がなくて個別塾は無理な場合
がっつりうちの次男に当てはまりますが、小規模のアットホームな塾に通わせました。
本人もどこでもいいと言っていたし費用も月2万円程度と安かったです。
遅刻してもうるさく言われなかったり、逆に時間がオーバーしても見てくれたり自由だった気がします。
こういった塾を選ぶ場合は先生との相性が重要だと思います。
先生は優しくてとてもいい人だったので今でも年賀状をくれます。
次男は一度も返事を出したことがないのに…( ˘ω˘ )
お金がなくて塾に行けない子はどうする?
そもそも塾は絶対必要?教育格差に負けないためには
お金がなくて塾に行けないのは、当然行ける子に比べたら不利なわけです。
いわゆる教育格差というやつですが、そんなものに負けるのって悔しくないですか?
公立高校を受験するなら基礎問題しか出ないはずです。
だから塾に行かなくても中学校の授業や課題を完璧に予習・復習すれば塾に通っている子達と同じ、もしくはもっと偏差値の高い高校にだって合格できるはずです。
最近では学校側も塾に行ってることを前提にして受験に対するサポートが甘いように感じることもありますが、教師は教えるのが仕事です。
どうしても分からない問題は質問させてもらえばいいのです!
苦しんで解いたほうが本物の知識になりますが、質問しに来る生徒はやる気があると好印象を与えられるかもしれませんよ?
塾より安い通信教育やスタディサプリも活用
最後に私の冒頭の言葉を思い出してください。
やる気がなければお金をドブに捨てるだけ!
のほほんと塾に通っている子たちよりは本気で勉強した子の方が絶対強いです。
大学受験でも、いわゆるトップクラスといわれるようなところに合格する子たちは自分からスマホを親に預けるそうですよ。
塾は無理でも通信教育だったり、ちょっとお小遣いを我慢すればできるアプリもありますね。
また、ボランティアで引退した教育者の方が勉強を見てくれる自治体も一部あったりします。
諦めずいろいろ情報を検索してみてくださいね!
何にしろ勉強はやる気が一番大事ということを忘れないで欲しいです。
膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?