新型コロナウイルスによって振り回された子供たち…。
受験生ももちろん例外ではありません!
春先の休校期間、学校に通えなかったことでどれだけ不安な思いをしたことでしょう。
思い切った受験時期の変更などもあるのではないかと思われましたが、夏前から大学生以外は徐々に通常登校に戻り始めて大学受験のスケジュールも例年通りになりました。
しかし今年からセンター試験が大学入学共通テストと名称を変えたことも含めて、変更点はいくつかあります。
もう申し込みも始まっていますが大丈夫でしょうか?
受験料も安くないセンター試験、もとい大学入学共通テスト!
以下「共通テスト」と略しますが、今日はその変更点や申し込みについてお話しますね。
目次
大学入学共通テストとセンター試験の内容の違い
記述式の導入は延期
センター試験は1990年に始まり、マークシート方式でありながらも考えさせる設問があることで評価が高く現在まで継続されてきました。
しかし国としては今後の社会では知識の量だけではなく、自ら問題を発見したり答えを生み出す力が重要になるという考えのようです。
それにより20年度(2021年)からマークシート方式に加え一部記述式の問題が導入される予定でした。
しかし各方面から批判が続出し、とりあえず延期することが昨年冬に決定。
そうなると今までのセンター試験とほとんど変わらないように思えるのですが…。
センター試験廃止による変更点は英語が鍵
現在のセンター試験の英語では発音やアクセント問題、語句の並び替えなどが大問1で出題されていますが共通テストではそれがまるっとなくなります。
なぜかと言うと英語に関しては民間試験を導入することが予定されていました。
そのため大問1は不要だったのですが、なんと英語民間試験の導入も延期になってしまったのです。
とはいえ問題作成には一年以上かかるため今更作り直すこともできなかったようです。
その代わり現行のセンター試験で50点配点のリスニングが共通テストでは100点と2倍に!
問題文も2回読みから2回読みと1回読みの両方に構成されることが決定しています。
受験生にとってはリスニングの比重がかなり高くなるわけです。
読解量や単語の量も大幅に増えると言われているので英語は特に重要になってきそうですね。
大学入学共通テストは日程も変更に
コロナの影響で試験日程が二部構成
共通テストは当初センター試験と同様、1月中旬の実施を予定していました。
しかし予想外のコロナウイルス感染拡大防止による休校措置…。
これによる影響を考慮して文部科学省は共通テストの日程を2つ設定すると発表。
第1日程:2020年1月16日〜17日
第2日程:2020年1月30日〜31日
受験生はどちらかを選んで受験することになります。
更に体調不良の理由などで受験できなかった人のために追試験も2020年2月13日〜14日に実施予定だそうです。
浪人生など第2日程を選べない場合も
日程が選べるのはいいのか悪いのか…?
ただし第2日程が選べるのはコロナウイルスによる学業の遅れがあったと学校長に認められた卒業見込みの生徒のみです。
そのため浪人生は第2日程は選べないということになります。
今年に限っては浪人生のほうが有利になるのではないかという見方もありましたからね。
コロナ騒動がなければ突然傾向が大きく変わるはずだった入試問題。
戸惑う浪人生が多いのではないかと危惧されていましたが、結局試験内容もそこまで大きく変わることはなさそうです。
ここまできたらあれこれ考えすぎず力を出し切るのみですよね。
浪人したことのある息子を持つ身としては後悔のないように頑張ってほしいと思います♡
共通テストの申込時期と受験料はいくら?
出願期間と振り込み期間
現役生は高校、浪人生は予備校から案内をもらえますが、宅浪の人は案内の配布が各大学にて9/1から始まっています。
そして出願期間は9/28~10/8(当日消印有効)
ほんの10日くらいしかなくて短いので注意です!
受験料の払込期間は9/1~10/8ともう始まっていますので振り込みだけでも早めに済ませておきましょう。
成績通知で変わる受験料
文部科学省は去年既に受験料はセンター試験と同額に据え置くと発表しています。
区分 | 成績通知を希望する場合 | 成績通知を希望しない場合 |
---|---|---|
3教科以上を受験する場合 | 18800円 | 18000円 |
2教科以下を受験する場合 | 12800円 | 12000円 |
成績通知を希望するかしないかで800円の差額!
発行手数料と郵送代なのでそこまで高くはないし、とりあえず希望する人が多いかもしれません。
我が家も現役の時は希望しましたが、届く時期は4月だし点数しか書かれていないしどう役立てればよいのか分かりませんでした(笑)
そもそも合格したら無意味なので個人的には不要かとは思います。
共通テストの次は高額受験料の準備を
去年も同じことを書いてますが前述の検定料はあくまで共通テストを受けるためだけの料金です。
今後この結果を利用して受験する際には18000円×受ける大学の数だけかかります。
更に私立大学一般入試の受験料は3万円以上するところが多いです。
複数受験割引等もありますが、それでも合計額はかなりかかりますよ…。
そして合格したら入学金、前期授業料と高額な支払いが怒涛のように押し寄せてきます。
脅かすわけではないのですがもう半年もありません。
いざという時困らないように今からお金の工面をどうするか考えておくことをオススメします!
どこにもお金を借りずに済めば一番いいのですが、どうしても困っている方は日本政策金融公庫の扱う国の教育ローンをご検討ください。
経験上、受験料も借りることができる低金利のローンはここだけじゃないかと思います。
お子様が笑顔で春を迎えられますよう応援しています。
膨大な教育費を少しでも減らすべく
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