2019年、平成最後の春は我が家には訪れませんでした。
何故なら次男が大学受験に失敗して全落ちしてしまったからです。
第一希望でなくても行き先があればまだいいのですが、妥協を許さない次男はレベルを下げての受験は拒否。
前期でダメだった滑り止め大学も後期日程で再チャレンジすることもできたんですけどね。
救いは次男が絶望の底でいつまでもくすぶるタイプではなく、すぐ気持ちを立て直し来年こそは!と目標に…。
いえ、今年以上に高い目標に向かって (笑) 動き出したことでしょうか。
しかしそれに伴い発生する予定外の費用とは…?
目次
全落ち浪人回避のための滑り止め大学選択の大切さ
センター試験前・志望校選択で後悔
「我が家は浪人はさせられない」、そう言ってあったのに「行きたいところしか受けたくない」と言い張る次男を尊重してその通りにしてしまったのが間違いのもとだったのでしょうか。
滑り止めに選んだ大学は模試の判定もA~Bと悪くなかったので安易に大丈夫と思いこんでいましたがセンター試験には魔物が棲んでいると言われています。
そう、大学受験とは何が起こるかわからないものなのです。
今から思えば行きたいか行きたくないかは後で考えればいいので、まずはセンター試験で「確実に受かる」滑り止め、というよりは滑り止めの滑り止めくらいのレベルの大学を受けるべきでした。
偏差値的には相当下がるかもしれませんが、まずは合格を獲り自信をつけさせることが先決だったように思います。
無駄になる可能性は高いですがセンター試験の受験料は18000円くらいですから…。
ただスケジュール的には受験料のみならず入学金も捨てることになります。
本命の合格発表前に滑り止めの入学手続きが締め切られてしまう場合ですね。
抑えておくには振り込むしかないのですが入学金は25~30万円と高額なので本当に悩むところです。
もちろん本命に合格して滑り止めに行かなくなっても入学金は返ってきません。
本命に合格したんだし!と割り切るしかないですね。
2月下旬・全落ち確定で宅浪宣言
模試の判定もあてになりませんがセンター試験自己採点も、特に私立大学定員厳格化の煽りを受けた今年の場合はあてになりませんでした。
普段どおりなら余裕で受かったはずの滑り止め大学。
2日めの出来が悪かったとはいえ自己採点では例年の結果を参考にすればボーダーギリギリくらいでは?と淡い期待を抱いてましたが結果は不合格。
親もショックでしたが次男本人も滑り止めの不合格は予想外だったのではないかと…。
ここで初めて大学受験の厳しさを身をもって体験したと思いますが時すでに遅しですよね。
受験した全ての大学3校(4校中1校は棄権)の結果が出て、まず次男が言ったのは「もう1年頑張りたい、宅浪させて欲しい。」でした。
自分のペースで勉強できる宅浪だが成功率は低い?
3月上旬・後期試験を頑なに拒む次男
予備校に行かせるお金なんてない!かといって浪人生の成功例自体が少ないのに宅浪なんてまた同じ結果になるのでは…。
今年の失敗を教訓に来年は滑り止めを確保できたとしても、希望の大学でないならみすみす一年無駄にするようなものですよね。
親としては早々諦めなくても後期試験もまだ間に合うし今年現役で行ける大学に行って欲しいと思いました。
しかし意見のかみ合わないまま、次男が滑り止めのつもりでいた大学の後期受験が迫ります。
この頃はまだ模試の判定に縋っていて、充分合格する望みはあると思い日程や倍率を調べたりしましたがいくら勧めても次男がその気になることはないのでした。
受けた数が少なかったとはいえ全落ちという不甲斐ない結果は次男にかなりダメージを与えたと思います。
心が折れてしまったら受験には勝てません。
それを思うと私も無理に勧める気は起きませんでした。
まだ行きたい大学ならともかく、滑り止めと考えていた大学を無理に受けさせてまた不合格だったら今度は立ち直れなかったかもしれません。
過去のデータが役立たなかったことを思うとその可能性もありましたし、今は無理して受けなくて良かったと思っています。
もちろん諦めずに合格を勝ち取った例はいくつもあります。
大切なのは実際受験する本人の意思なので、チャレンジを決めたからには粘り強く頑張ってほしいと思います。
3月中旬・高い目標に宅浪より予備校を考え始める
次男の意志に納得はできたつもりでしたが、それでも現役で行ける大学に進学する道を選ぶお子さんもたくさんいます。
少し羨ましい気持ちを抱えたまま進路の決まらない次男の卒業式を迎えました。
もらった卒業アルバムの最後の寄せ書きページには友達からの〇大合格頑張れよ!の文字が。
あれ?今年受けてない大学名(笑)
しかも第一希望だった大学よりも偏差値高い!
1からやり直したいとは言ってたけど、予備校に行かず宅浪で今年受けた大学よりも偏差値の高い大学に合格する?
それはさすがに無理なのでは??
このあたりで親も予備校費用の工面を真剣に考え始めます。
補欠合格の可能性は少ない?参加時期に迷う予備校説明会
3月下旬・追加合格はいつまで待つ?
「予備校費用は借りることにはなるけど、行くと決めたなら用意はできる。」
親も応援する気持ちがあることを具体的に伝えてみました。
すると最初は自分のペースでやりたいと頑なだった次男も徐々に態度が軟化し、説明会には行く気になった様子。
高校も私立だったし費用の面で少なからず遠慮もあったと思うんですよね。
とりあえず行く行かないは別にしてまずは説明会!…でしたがこの時期は土日も毎週開催されていていつでも行ける反面なかなか実行に移せない日々が続きます。
実は私立大学の定員厳格化の影響で、第一希望だった大学は3月下旬になってもまだ追加合格を出していました。
次男はわずかな望みを抱いていて、私もそれに気づかないふりをして日にちを決めてくれるのを待っていたように思います。
でも補欠からの合格は本当に人数が少ないのです。
滑り止めレベルに受からなかった子が第一希望に拾ってもらえるなんてことは蜘蛛の糸みたいなか細い期待なんですよね(笑)
結局サッサと説明会に行けばよかったということになりました…。
駿台・河合塾・代ゼミに四谷学院…大手予備校比較で迷う
結局3月の最終の土日に駿台予備校と河合塾の説明会に行きました。
次男は「行くなら大手じゃないと意味がない」と言ってましたが、周囲に聞いてみてもやはりその二択が多かったです。
最近は映像授業の校舎が多くて費用も抑えられますが、それに行くならスタディサプリでもいいような気がします。
もしくは宅浪だってあまり変わりがないかもしれません。
うちの子供はやらざるを得ない環境にして初めてやる気を出すタイプ。
そのため講師がいる校舎が前提でした。
単科選択で授業料を抑えられる代ゼミも候補でしたが数年前に縮小してしまったため家から通うにはちょっと遠い校舎しかありませんでした。
浪人生には通学時間のロスももったいないですもんね。
55段階個別指導で有名な四谷学院も、成績に合わせた指導がウリで教科によってバラつきのある次男に向いている気がしました。
しかしネットでの評判は駿台や河合より劣るような印象…?
何より次男本人がまったく興味を示さなかったので候補から脱落してしまいました。
ネット上の意見に踊らされてはいけないと思いますが、結局どこを選んでもそこまで学費に差が出るわけではなさそうでした。
そうなると通学定期券を発行してもらえる学校法人の駿台と河合の二択になりました。
交通費も年間だとかなりの額になりますので学割が使えるのは大きいです!
こうして二校の説明会の内容で決めることになったのでした。
宅浪<有料自習室<予備校費用?大切なのはお金ではなく子供の後悔のない人生
有料自習室という選択もコスパ最強は宅浪
説明会は二校とも高額な授業料を取るだけあって、真面目に通ってたら絶対合格できるのではないかと思わせてくれるような充実した内容でした。
そしてどちらも甲乙つけがたく数日迷うことに(笑)
つくづく早く行けばよかったです…。
次男は性格的には宅浪に向いてないわけではなさそうです。
友達も少ないしあまり外出もしないので誘惑も少なそう!
きょうだいが多くて一人部屋がないという問題もありましたが、どちらにせよ宅浪はメリハリがつけにくいデメリットがあります。
これは有料自習室を利用することでどちらも解決できると考えていました。
幸い近所にありまして、料金も月額1万円弱と払えないことはなさそうな額でした。
無駄なお金と思えなくもないですが、やはり自宅ではついくつろいでしまって集中できないと思うので選択肢としてはアリかと思います。
自習室の利用も不要で完全宅浪であればテキスト代や模試代くらいで数万円程度の費用で済むことでしょう。
中には結果に踊らされたくないとの理由で模試も受けない人もいます。
たしかにここ数年は私立大定員厳格化の影響でA判定やB判定でも不合格になってしまう場合が非常に多いです。
子供の適性や希望、親の援助できる額などよく相談して最善の選択をしてほしいと思います。
高い予備校費用も低金利ローンの利用は可能
予備校の入学金は高校時代の成績や説明会に参加するなど条件をクリアすれば免除や半額になりますが授業料だけでも最低70万円~します。
夏期講習、冬期講習をどれだけ取るかによりますが年間費用はおそらく100万円を超えてくるでしょう。
交通費や昼食代ももちろん必要ですので1年余計に大学に行くようなものですね(笑)
予備校は子供の人生設計を考えた際に最初から行くつもりで通うところではなかったと思います。
そのため我が家みたいに費用が捻出できない場合も多いことでしょう。
おすすめは国の教育ローンを利用することです。
普通に銀行から借りたりカードローンを利用するよりはずっと低金利のはずなので一度調べてみてくださいね。
次男は自分で宅浪すると言っていたのですから、お金もないんだしそうしてもらえば良かったのかもしれません。
でも無理して費用を捻出してでも予備校を選択したのは次男に後悔してほしくなかったからです。
浪人生は最初のスタートダッシュだけはいいのですが、途中で心が折れたり現役生に追いつかれ抜き去られたり…決して成功率は高くありません。
宅浪でダメだった時に「もし予備校に行かせてもらえてたら…」という感情が芽生えないとも限りません。
もちろん予備校に行けば100%合格するわけでもないのですが、本人がやり切ったと思えることが大切だと思いました。
来年は今年の分も綺麗な桜が咲くことを信じて応援したいと思います!
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