先日職業高校シリーズを書き始めた檸檬(@mamalemonbomb)です!
職業高校(職業科)には商業、工業、農業、水産、家庭科、看護、情報、福祉、美術等いろんなジャンルがあります。
商業高校にスポットをあてた記事はこちらをご覧ください。
そもそも普通科と職業科はどんなところが違うのか等、基本的なことも書いてありますので参考にしていただければ何よりです。
今日は個人的に私が一番気になる農業高校を解説します♡
目次
女子にも人気!農業高校が注目される理由
農業高校で学べることは?人気の学科は作物栽培や動物の飼育
農業のイメージってざっくり言うと米とか牛じゃないですか?
人気の花形学科はやはり作物の栽培や家畜の出産から出荷までを体験できる学科です。
1年生は牛の前に一人一人にひよこが割り当てられ、自分の手で育てて最後は解剖して体の構造を学習するなんて話も聞きます…。
ちょっと切ないですがこの過程を通して命の大切さを学べるわけです。
なんて尊い授業なのでしょう!
ちなみに近所の農業高校は偏差値はさほど高くないものの該当学科の倍率が2倍以上です。
希望の進路を選ぶためにはやはりある程度の勉強は必要ですよ~
高度なバイオ技術や生活に直結した食品流通など多彩な学習内容
私が冒頭で個人的に気になると言ったのは今の農業高校って女子も多くてとにかく楽しそうなイメージなんですよね♪
お米以外にもいろんな種類の野菜や果物を育てて地域の人に販売もしてるみたいですし。
草花などの栽培においてはバイオ技術を活用した高度な技術を習得できると聞きます。
トラクターやコンバインなど大型の農業機械の操作や農業高校ならではの資格の取得もできるとなればまさに即戦力って感じがしませんか?
体験や実験を重ねながらどのような農業にも対応できる知識が身につくこと間違いなしです。
「バイオテクノロジー」は生物を人間の生活に役立てるための技術です。
環境を守ることにも役立つ強力な技術として農業分野でも注目を集めています。
昔の人が微生物を利用して味噌や醤油などの発酵食品を作ったのも生物がもともと持っている働きを利用したという意味ではバイオテクノロジーです。
令和の学生はもっとすごい開発をしてくれるのではないでしょうか♪
このほか生活に密接した食品製造や衛生管理、情報処理を学ぶ学科や公園や庭園のデザインを学ぶ学科もあり一人一人に合った進路が見つけられます。
ただ比較的都市部で敷地面積が少ないと牛などの大きい家畜がいなかったり、高校によって学科の多さや学べる内容に違いがあります。
HPで確認したり、文化祭やイベントに参加して農業高校の魅力を確かめてほしいと思います。
農家は減少傾向でも女子は増加する理由
1989年に農業高校の学習内容が改訂され、前述の「食品加工や流通」が加わってパン作りやケーキ作りの授業が可能になりました。
更に新しいところではバイオテクノロジーの学習以外にも一部の高校ではフラワーアレンジメントやペットに関する科目も加わったりしています。
以前の農業高校は、農家の後継者育成という役割を与えられていました。
しかし時代は流れ農家は減少、農業というキーワードに関連した生命や生活に関する学習を教えるように変化したのです。
これにより進路も多様化し、女子が増加する一因になったように思います。
農業高校の進路は?就職先や進学について
卒業後の進路は大体ですが就職6:専門学校3:大学(短大)1の割合です。
農業高校の一般科目の教科書はかなり薄いという噂…。
偏差値的に余裕をもって進学したなら実習だけでなく授業をしっかり受けてトップクラスの成績を維持することをおすすめします。
優秀な一握りの子のために地元の国公立大学が枠を空けてくれていて、推薦ですんなり入れちゃうというルートもありますよ♡
それでは大多数が選ぶ進路である就職先にどのようなところがあるかですが、家業を継ぐ子もいれば農園や造園会社あたりは農業高校で学んだスキルを最大限生かせそうですね。
食品系ではパン工場や食品会社にスーパーやホテル等、選択肢が多くて身近な会社で親しみやすいイメージです。
高卒で就職コースなら、いろいろ選べる農業高校はかなりアリだと思います♡
農業高校の生徒のスケジュール
牛舎があると大変?牛ガールの一日は忙しい
花形学科として紹介しました生き物を扱う学科ですが、もちろんそのお世話は大変なわけです。
当番制などで毎日ではないかもしれませんが、早朝からブラッシングや餌やりなど家畜のお世話から一日が始まります。
高校が近所ならいいですが、広大な敷地が必要な農業高校は郊外にあることが多いです。
通学に時間がかかる場合はまだ朝暗いうちから家を出るなんてことも…。
そして朝のお世話をこなしてから専門教科や一般科目の授業もみっちり!偉い!!
放課後部活をやる元気が残っているか心配なところ(笑)
そして放課後も餌やりや牛舎の掃除などある場合は帰宅も遅くなりそうです。
でもこれだけ大変そうなのに人気があるということはみんな生き物が好きなのでしょうね♡
他の学科においても、実習や実験などが多い農業高校の生徒は忙しそうな印象です。
このあたりがデメリットと言えるのかもしれませんが、それでこそ社会に出ても少しくらいでへこたれない忍耐力が培われることでしょう。
牛ガール&牛ボーイをはじめ頑張る農業高校生にエールを送りたいと思います!
農業高校が分かる本!最終回迫る人気漫画「銀の匙」は必読
映画化もされて話題になりました少年サンデーで大好評連載中の「銀の匙」
いや、休載中?不定期連載??まあとにかく終わってはいないはず(笑)
この記事を書いた直後、11月6日発売の週刊少年サンデーで約1年5ヶ月ぶりに銀の匙の連載が再開されました!
しかし物語は最終章に突入することになり、残り4話で最終回を迎える模様です。
あらすじとしては農業未経験の八軒くんが仲間たちと厳しい現実にぶつかりながらも農業高校で成長していく物語。
農業高校希望者数に影響を与えたマンガだけに惜しむ声があがっていますね。
ソーセージを作ったりピザを焼いて売ったり、マンガで農業高校が身近に感じられる作品です♡
作者は鋼の錬金術師でお馴染みの荒川弘さん。
男性のようなお名前ですが実は女性で、親しみやすい絵柄とストーリー力が抜群!
もちろん農業に興味がなくても純粋に面白いのでマンガ好きとしては強くおすすめします♪
NHK「なつぞら」で有名になったさだまさし「FFJの歌」は実在する
次にこちらも農業高校のことがよく分かる一冊。
この記事を書くにあたって知りましたが農業高校と言えばさだまさしさんの「FFJの歌」が有名なんだそうです。
この歌は1950年に結成された日本学校農業クラブ連盟の公式ソングとして農業高校の生徒たちに広く語り継がれてきたそうです。
FFJって何の略?と思ったアナタは本を読めば謎が解けますよ♡
はい、すみません…FFJとは「Future Farmers of Japan」の頭文字です!
私も「なつぞら」を見てなかったので聞いたこともなかったのですが、このFFJの歌が放送直後にSNSで話題になりトレンドの1位になったんだとか?
しかしそんな昔から活躍していたさだまさしさんはやっぱり凄いですね~
農業高校ならではの特色は楽しいことだらけ
嵐にしやがれでも取り上げられた和牛甲子園
全国にある農業高校は300校以上だそうですが、家畜を扱う学科が設置されている高校で授業やクラブ活動の一環として和牛が飼育されているそうです。
その肉質を競い合う熱き闘いが高校牛児による和牛甲子園!
嵐にしやがれでは連覇を達成した岐阜県の飛騨高山高校が取り上げられていました。
高級な飛騨牛が有名な地域ですから優秀な成績も納得ですね。
地域の人との田植え交流会
開かれた行事の多い農業高校ですが、多く取り入れられているのが田植え体験。
特に小学生に日本の主食であるお米の作り方を学んでもらい、自然環境や食の大切さについて考えてもらうことを目的としています。
もちろん指導する高校生と子どもたちとの触れ合いが豊かな人間性も育みます。
農業高校ならではの素敵な行事ですよね!
農業高校レストランや文化祭・イベントでの即売会
テレビでもよく取り上げられていますが、農業高校で収穫した食材をメインとする飲食店が各地に存在します。
こだわりの安全でおいしい野菜を提供するなんて高校生でありながら社会人と変わりない貢献度!
OBや地域との繋がりも農業高校の魅力です。
文化祭やイベントで新鮮な食材や手作りのパンやお菓子を販売することもあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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