職業科高校には工業高校、商業高校、農業高校など様々な種類があります。
近年は大学進学率が上がり職業科高校だからといって即就職の流れではなくなりました。
しかし本来の目的は卒業してすぐ社会人として働けるように育成してくれる高校。
そのため職業科高校からの大学進学は先生方の指導もあまり熱心でないように感じられます。
貧乏にとってもコスパがいいのは高卒就職ですが息子は大学に進学したいと言うのでさあ大変!
今回は職業科高校からの大学進学を掘り下げて解説します。
なお就職も進学も有利に進めるためには成績は非常に重要です。
【スタディサプリ】を利用するなど職業科高校でも勉強は怠らないようにしましょう。
目次
職業科高校の大学進学は一般受験より学校推薦型選抜がメイン
校内選考に勝てば合格確実な指定校制推薦
職業科高校からの大学進学で王道なのは学校推薦型選抜の指定校制推薦です。
実績を信頼してこその「あなたの高校ならうちに来てもいいよ♡」という癒着。
でもこの制度のおかげで職業科高校の学力では行けないような有名私立大学に進学することも可能!
もちろん枠は進学希望者による奪い合いなので主に成績評定(内申)で選定されることになります。
人気大学なら4.2~4.5くらい必要かもしれません。
トップクラス全員が進学希望するわけでもないので何とも言えませんが評定は高ければ高いほどいいでしょう。
他にも資格取得や部活等の課外活動も加味されますし欠席遅刻にも気をつけなくてはいけません。
就職も進学もいいところに行くためには入学してからずっと頑張り続ける必要があるのです。
その代わり校内選考に勝ち抜くことができれば合格はほぼ約束されたようなもの。
問題は「選ばれるか」と「指定校枠に行きたい大学」があるかです。
評定があっても指定校推薦枠に漏れたら公募制推薦
指定校推薦は合格確実なものの定員が少ない狭き門。
というか枠はたくさんあっても聞いたことない大学ばっかりなんですよね💦
高卒と大卒では初任給から生涯年収まで差がありますし肩書目的で進学するのも否定しません。
でも成績優秀な子から地元の優良企業に就職もできるのです。
貧乏としては就職にさほど有利と思えない大学に多額の学費をつぎ込むのは抵抗が…。
お金だけでなく4年の歳月も捧げるわけですし高卒で働いた方がいいような気がしてしまいます。
しかしまあこれは親(というかワタシ)の意見。
子供が進学したいと言ってる以上は有名大学でなくても納得いく受験をさせてあげたい。
知名度は高くなくても工業や商業に特化した就職に強い大学もありますもんね!
というわけで次は公募制推薦も調べてみましょう。
公募制推薦は成績評定などの条件を満たしていれば誰でも出願できます。
その代わり全国の受験生と競うことになるため倍率も高くなることに…。
公募制推薦の中でも職業科高校向けの資格取得が条件になっている学科を狙いましょう。
それでも確実に合格するとは限りませんのでよく検討してくださいね。
過去の倍率も検索すれば出てきますので要チェックです。
職業科高校の資格を活かせば大学進学に有利な総合型選抜
指定校推薦には選ばれそうもなく公募推薦も条件を満たしていない。
でもたくさん資格を取得していたりコンクールで入賞していたりの実績ならある。
そんな人は学校推薦型選抜ではなく自分で自分を売り込む総合型選抜という制度もあります。
これは以前AO入試と呼ばれていた制度で多くの生徒が利用しています。
公募制推薦と同じく一定の資格取得等が条件になっていますが成績評定は問われません。
あとは面接や小論文でどれだけ自分が頑張ってきたかをアピールできるかによるでしょう。
学校推薦型にしろ総合型にしろ多くの大学で面接と小論文は必須です。
日頃から読売中高生新聞を読むなど時事問題には目を光らせておきましょう。
小論文は通信教育大手の【進研ゼミ高校講座】の有料オプションで受講できます。
推薦入試対策専門の塾もあるみたいですが通信教育よりは絶対高いはず。
(正直まだ調べてないけど☆)
大学入学前にお金が足りなくなっては困りますしできるだけ安く対策したいですね!
職業科高校から一般受験の大学進学は無理ではないけど難しい
職業科と普通科ではカリキュラムが違うため塾通いが必要
ここまで職業科高校からの大学進学は主に推薦という内容でしたがいかがでしょうか。
評定とか小論文とかなんだかめんどくさいですよね~(ダメ母発言)
大学なんて入試で点数が良けりゃ受かるんだから一般受験で勝負すればいいじゃない。
いろいろあって職業科高校に進んだけどうちの子頭は悪くないんだし。
そう思う方もいるかもしれませんが難しいんです。
何故なら普通科と職業科高校はカリキュラムが違うから!
いくら頭が良くても習ってない数学Ⅱや世界史Bが必要ならお手上げです。
補えない科目だけでも塾に通う必要があるでしょう。
受ける大学によっては塾なしでも一般受験合格の可能性はある
お金さえあれば…と暗い気持ちでクライマックスまできてしまいました。
しかし貧乏だからといって諦めないのが当ブログのモットーとするところ。
国公立は難しいですが私立大学の文系なら国・英・社の3科目で受験できるところが多いです。
探せば2教科受験の大学もあるはずですし国語ってそんな勉強するところないですよね(?)
社会は公民を選択すれば普通科とさほど範囲が変わらず、歴史好きな子なら独学でも戦えそう。
英語は職業科でも授業である程度学んでいるはず。
普通科より浅い範囲だとしてもひたすら英単語を覚えたりでカバーできるのではないでしょうか。
このように塾に通わなくても【スタディサプリ】を利用したりすれば職業科高校から大学一般受験合格も無理ではないと考えます。
ただ現在通っている職業科高校の偏差値にしたって幅がありますよね。
偏差値50程度であれば指定校推薦枠にMARCHはないでしょう。
だからといって他の推薦も条件が厳しいですし一般受験は死に物狂いで勉強したとしても合格できるかどうか…。
行きたい大学の偏差値とお子さんの学力にかなりの開きがあれば難しいのが正直なところです。
まずは模試を受けてみて自分の学力を知ることですね。
資格があっても学力はイマイチならやはり指定校推薦を狙ったほうがいいかもしれません。
指定校推薦の選考や総合型推薦受験は9月にもう始まります。
とにかく職業科高校からの大学受験は早めに計画を立てましょう!
今日はここまでになりますがうちの子のリアルなレポはまた追ってお届けしますね。
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