センター試験が共通テストと名を変えて2年目。
早くも数学が難しすぎたと話題になっているようです。
SNSでは試験後に泣き声が聞こえたなんていう書き込みもありました。
国公立大学を目指す受験生にとっては5教科の合計点も重要です。
それに私立大学の受験に利用する場合は文系と理系の差がつきすぎて不公平になるのでは?
共通テストの難易度に差がありすぎる場合は得点調整があるはずと思い調べてみました。
しかし今回のケースは対象外で行われない可能性が高そうです…。
目次
共通テスト受験科目の難易度差で得点調整があっても不公平
得点調整が行われるのは同じ教科内
実は共通テストにおいて得点調整が行われるのは特定の同じ教科の間と決まっています。
具体的に挙げると以下の範囲で20点以上平均点の差が生じた時とされています。
- 地理歴史の「世界史 B」・「日本史 B」・「地理 B」の間
- 公民の「現代社会」・「倫理」・「政治・経済」の間
- 理科の「物理」・「化学」・「生物」・「地学」の間
受験者数がそれなりにいる科目に限られるため地学においては行われないと考えていいでしょう。
今回の場合は数学が難しかったことが問題となっています。
しかし上記の対象科目間においてはさほど開きはないため得点調整は行われない可能性が高いです。
大学入試センターは大半の科目の採点を終えた集計結果を21日に公表します。
一緒に得点調整の有無も決定されるはずですので続報を待ちましょう。
文系と理系で得点調整はあるのか
それにしても今年の数学1Aは100点満点で平均点は38点と予想されています。
昨年と比較すると20点も低くなることに…。
過去にさかのぼって大学入試センター試験を含めて調べてみても、数学1Aの平均点が40点を切ったことはありません。
最も低かった2010年でも48.96点でした。
今回の共通テストの数学1Aは歴代最低の平均点になると思われます。
導入前からいろいろ議論のあった共通テスト、2年目にして早くも黒歴史ですね。
得点調整があっても共通テスト事態に問題が山積み
共通テストは基礎的な問題中心でなければいけない
大学入学共通テストは国公立大学の1次試験に利用されています。
そのため国公立大学志望の人は共通テストの受験が必須 。
多くの大学で共通テストを第1段階選抜としており、大学が設定した基準点を下回ると2次試験を受けられなくなります。
私立大学受験者は必須ではありませんが共通テストのみで受験することもできます。
大学受験生にはとても重要でとにかく高得点を取りたい共通テスト。
応用力は二次試験で試されるので共通テストでは高校で習った基礎の問題が中心だと認識されてきました。
今回の問題は作成者が共通テストの意義を完全無視したと思われてしまっても仕方ないかもしれませんね。
今後の共通テストへの懸念
そういえばセンター試験から共通テストに切り替わる時に文章問題が難しくなるとは噂されていました。
今までのように問題をただ解くのではなく、自分で読み解き理解を深めることが求められているようです。
それでも理系の子にとっては数学なのに文章問題に国語並みの読解力が求められるとは予想外だったことでしょう。
いくら数学が得意でも慣れない問題に焦ってしまい時間が足りなくなってしまうのが目に浮かぶようです。
ここまで騒ぎになったので来年の共通テストはさすがに難易度は下がると予想できます。
問題の作成も今回のようなことにならないよう配慮されるとは思いますが、国公立大学を目指すなら5教科まんべんなく解く力が必要。
学習の基本である読書は習慣化するようにしておきたいですね!
共通テスト得点調整するほど難易度が高い今後の受験予想
国公立大学の足切りに影響
過去にもセンター試験が難化して全体的に点数が下がることはありました。
自分だけが下がったのではなく全体的に下がっているわけで、一見問題はないように思えます。
しかし過去の合格最低点などがアテにならなくなるせいか受験生は不安を感じるのでしょう。
安全策をとって希望の大学より偏差値が下の大学にスライドするケースが増える傾向になるようです。
国公立大学においての足切りが上の大学でなくなる代わりに下の大学で増えるかもしれません。
変わりなく落ち着いていられるのはごく一部の超絶賢い子たちのみ。
でも元々受験なんて1点が明暗を分ける厳しい戦いなのです。
厳しいことを言うようですが心が折れてる暇はありません。
今あなたにできることは一刻も早く立ち直って2次試験に向けて勉強することです。
むしろ戦いはこれからなので最後まで諦めないようにしてくださいね!
私立大学も中堅~下位が激戦に
私立大学の受験も共通テストを利用する場合は偏差値の高い大学は敬遠されがちとなるでしょう。
共通テストで希望の大学より偏差値が低い大学しか抑えられなかったら一般入試でリベンジするしかありません。
そのため倍率が上がって激戦になると考えられます。
自己採点結果によっては急いで出願できる大学を探さないといけなくなるかもしれません。
受験生本人はとにかく勉強を頑張るしかないので、ここは過保護と思わず親も一緒に調べてあげるといいと思います。
予定外に受験料が増えたり場合によっては浪人覚悟と言うケースも出てきて大変かと思います。
直前で焦ったり困ったりするのを避けるには受験費用の備えはできるだけ用意しておきたいですね。
得点調整なんかに期待せず自力で合格を勝ち取れますように。
あなたにふさわしい大学がきっとゴールで待ってくれていますよ。
膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?