我が家の子供たちはもうそれなりに大きくなってしまったので振り返り記事ですが…。長男が3歳になってから預け始め、4人目の末娘が卒園するまでトータル13年!保育園には本当にお世話になりました。
保育園といっても預ける場所は様々です。ここでは保育施設の種類や特徴についてまとめてみました。これから預ける方の参考になれば幸いです。
目次
安くて安心という点では認可保育園
認可保育園の定義
我が家が預けていたのは国が定める保育所基準を満たして、家庭の所得に応じて保育料が決まる認可保育園です。当時も簡単には入れませんでしたが今ほど激戦ではなかったかと思います。
お住まいの地域にもよりますが就業形態によって細かく点数が決められており審査されて入所が決まります。正社員、もしくはフルタイムのパートか派遣社員でないと入園は厳しいかもしれません。
保育園の種類
しかしちゃんと国の基準を満たしていて、資格のある保育士さんが一定数保たれているという安心感は何物にも代えがたいですよね。第一希望だけでなく第二、第三と複数希望は出せるので預けることが決まっているなら申し込みだけでもしておきましょう。
他に自治体ごとの基準で設置されている認証保育園、地域型保育所。幼稚園と保育園両方の役割を持つ認定こども園。一部地域で自宅などで保育を行う保育ママ制度などがあります。昔は認可か無認可という括りだったような気がしますが…。
認可保育園の保育料はいくら?
認可保育園は自治体ごとに所得基準
参考までに我が市の場合を表にまとめてみました。昔より階層が増えて安くなっています!
各月初日の入所子どもの属する世帯の階層区分 | 市民税額 |
徴収基準額月額 3歳未満児 |
徴収基準額月額 3歳児 |
徴収基準額月額 4歳以上児 |
第1階層 | 生活保護 | 0円 | 0円 | 0円 |
第2階層 | 市民税非課税世帯 | 5,400円 | 3,600円 | 3,600円 |
第3階層 | 均等割のみ課税世帯 | 11,500円 | 9,700円 | 9,700円 |
第3階層 | 所得割課税額48,600円未満 | 11,500円 | 9,700円 | 9,700円 |
第4階層 | 所得割課税額48,600円以上60,000円未満 | 17,700円 | 15,900円 | 15,900円 |
第5階層 | 所得割課税額60,000円以上70,000円未満 | 21,300円 | 18,600円 | 17,200円 |
第6階層 | 所得割課税額70,000円以上80,000円未満 | 25,100円 | 21,200円 | 18,600円 |
第7階層 | 所得割課税額80,000円以上97,000円未満 | 28,100円 | 23,900円 | 19,900円 |
第8階層 | 所得割課税額97,000円以上110,000円未満 | 32,900円 | 28,600円 | 22,400円 |
第9階層 | 所得割課税額110,000円以上130,000円未満 | 36,800円 | 30,600円 | 24,500円 |
第10階層 | 所得割課税額130,000円以上169,000円未満 | 41,200円 | 32,700円 | 26,500円 |
第11階層 | 所得割課税額169,000円以上200,000円未満 | 48,000円 | 34,200円 | 28,500円 |
第12階層 | 所得割課税額200,000円以上301,000円未満 | 54,000円 | 36,000円 | 30,000円 |
第13階層 | 所得割課税額301,000円以上397,000円未満 | 60,600円 | 36,000円 | 30,000円 |
第14階層 | 所得割課税額397,000円以上 | 69,600円 | 36,000円 | 30,000円 |
以前はもっとざっくりしたものだったので、階層が一つ違うと月に1万円くらい違うなんてこともあり調整のため年末必死に計算したものでした(笑)
ちなみに自治体によって基準が違うので当時から近隣の市の方が安くて不公平とか思うことはありました。まあ健康保険税とか水道代もそうですよね…。
でも保育料が安い市ではお昼寝用の布団を貸してくれなくて毎週持ち帰るのが大変!というようなルールの違いもありましたので、一概に保育料だけで決められない部分もあるかもしれません。今は見直されているようですのでそこまでの差はないと思いますが事前リサーチはしておくに越したことはないでしょう。
保育料が安くなる世帯
・母子世帯または父子世帯
・在宅障がい児(者)のいる世帯
・生活保護法に定める要保護者など
上記に該当する場合は保育料が無料もしくは数千円とか低く設定してあるはずです。市のHPでご確認いただいたり窓口に問い合わせてみてくださいね。
2人以上預けた場合の保育料
これも自治体によって違うかもしれませんが、2人目は半額、3人目は無料になります。
ただ我が家は4人兄妹でしたが次男卒園後に入れ違いで三男が入園するという年齢差で…。3人が同時に通う期間ってなかったので無料の恩恵は受けられずに終わりました(笑)
認証保育園、認定こども園って何?
認証保育園
認証保育園は認可保育園では賄えない保育の需要に応えるため一部の自治体が独自に設定している基準を満たした園のことです。運営費の補助もあるため、保育士の質や設備面でも安心して預けられるでしょう。
申し込みは自治体ではなく各園となり、選考基準や生活のルール的なものも園により異なるようです。気になる園があれば問い合わせや見学してみるのがいいですね。
認証保育園は働いていない保護者でも子供を預けることができる場合があるようです。詳細は直接園に確認してみてくださいね。
認定こども園
ここ近年できた制度?で実際預けていないのでよく分からないのですが…。
一言でいうなら認定こども園とは幼稚園と保育園両方の役割を持っている施設です。普通の保育園より積極的に教育に力を入れているイメージですね。
一番大きな違いは保護者が働いていてもいなくても預けられることでしょうか?
内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣が定める基準に従って「認定」された上で自治体が定める基準によって行われているため安心感については問題ないと思います。
ただ運営は自治体が認定した「事業者」であるため保育の方針は様々です。保育料も同じくで、上記に上げた保育園に比べると割高になると思われます。
認可外保育園(無認可保育園)の保育料とデメリット
認可外保育園やその他の保育の種類
認可外保育園=無認可保育園や託児所と呼ばれるもので、児童福祉法や認定こども園法に基づく認可を受けていない施設です。宿泊保育をする「ベビーホテル」などもこれに含まれるでしょうか。
最近は病院や会社が従業員のお子さんを対象に設置した企業内保育施設もちらほら増えてきていますね。後はベビーシッターや単発や時間単位で頼む場合が多いファミリーサポートセンターなどが挙げられます。
保育料はとにかく高い
基準やルールに縛られない分、当然料金設定もピンキリで割高になります。利用者側も自由はきくかもしれませんが遅くまで預ければその分費用がかさみ、なんのために働いているのか分からなくなることも…。
施設によって違うため何とも言えませんが、経験上平日のみ、7~8時間と平均的な保育をお願いしたとしても認可保育園の保育料の倍くらい(5~6万円)にはなりそうです。世帯年収が高い場合はそこまで差は開かないかもしれませんが…。
無認可保育園は実際どうなのか
認可保育園に入れるようになる前、何度か利用したことがありますが正直私の場合は大失敗でした!とはいえ夫婦揃って両親も遠方に住んでおり、頼れる人もいない中で仕事を探すにはその時は預けてみるしかなかったのです。
こちらの失敗談は今後無認可保育園に預けざるを得ない方の参考…にはならないかもしれませんが何か心構え的なものになれば!お時間があれば読んでくださると嬉しいです。
そして何ぶんかなり昔の話ですので、今は無認可でも設備や人員の整った良い施設があるかと思います。料金が割高だったり園庭がなかったりは時代に関わらずしょうがない部分かもしれませんが、見学に行くなどしてニーズに合った保育施設が見つかることを願います。

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