非常に今更なのですが(5月!)我が家の長男もめでたく就職先が見つかりまして4/1より働いております。
教育関係のお仕事なので配属先というよりは働けるかどうか自体が3月末まで分からなかったという笑えないギリギリぶり。
そのためしばらくは勤務先まで今の家から通い、ようやく職場に近くて今後移動があっても大丈夫であろう便利な路線でアパートを探しました。
それはもうてんやわんやでしたが省略するとして!
超絶暇な人や我が家に興味があるマニアックな人はアメブロの長男カテゴリーをお読みください♪
(宣伝)
こちらでは教育費とはちょっと違うかもしれませんが子供が独立するための最終費用としてアパートを借りる際に必要となった金額を公開します。
どなたかの参考になれば幸いです。
目次
新卒一人暮らしの引越し費用を出すのは親と子供どっち?
大学生のうちにバイト代を貯金
当初の予定では引越し費用は本人に出してもらいたいと思っていました。
就職が内定すれば卒業して実際働き出すまでは暇なはずなのです。
その期間たくさんバイトしてもらえば卒業旅行代金を差し引いても引越し代くらい貯まるはず。
しかし長男は4年生の実習や資格試験が一番忙しいという特殊な学部で希望の就職先も一般企業ではありません。
そのためバイトを増やすどころか完全ストップ。
更にコロナの影響でかけもちバイトしていた飲食店が閉店してしまったりとか、いろいろあって無理でした(笑)
景気が普通で一般企業への就職希望なら3年生のうちに内定が出るんですよね?
それなら学生のうちに引っ越し費用を貯めるのは可能だと思うのですが…。
もちろん親が負担できれば構いませんが、ここは事前によく話し合われておいてくださいね。
家に残るなら食費や光熱費は一定額負担
大学生のうちに引っ越し費用が貯められなくても急がないなら数か月働いてから家を出てもいかもしれません。
何しろ実家にいれば負担は昼食代やスマホ代くらいのはず。
給料はほとんど残るので初期費用くらいはすぐ貯められると思います。
残念ながら我が家は子供が4人、そして三男が高校受験のため早く勉強部屋を与えたい事情があったため親が負担することになりました。
個人的には子供は家から出して何でも一人でやらせた方がしっかりすると思います。
お互い支障がなければ実家に残るのもありですが、光熱費や食費など一定金額は払ってもらいましょう。
いくらにするかはライフスタイルにもよるかと思いますが(どれくらい夕食を家で食べるか等)社会人としての自覚を持たせるためには必要な負担だと考えます。
家を出ても出なくても社会人にもなれば親離れ子離れは必要ですね。
物件の選び方のポイント
まずは条件を絞って予算を決める
最寄り駅と距離
いざ家を出るとなったらまずは「どこに住むか」が問題です!
冒頭でも触れましたが長男はこの先勤務先の移動があるため複数の路線が利用できる便利な駅にしました。
ただ当然家賃は高くなるので第二希望は今の家のすぐ近くでした(笑)
困ったことがあってもすぐ頼れますもんね。
ハードな職場のため、働き出してやっぱり勤務先が近い方がいいと思い直したようですが…。
人気の駅でも距離を広げれば多少家賃は安くなります。
自転車があれば問題ないとは思いつつ駐輪場代、雨や雪の日のことまで考えると徒歩でも苦じゃない15分くらいの距離にしておいた方がいいと思います。
(マイカー通勤の場合はこの限りではありませんが)
アパートかマンションか
家賃が安いところは大体アパート(木造)です。
木造だと気になるのは上の階や両隣の生活音ですね。
予算を上げることができればマンション(鉄骨)が望ましいですが働き始めのうちは収入も少なくて難しいところ…。
防犯面を考えると上の階の方がいいのですが、逆に自分の足音が迷惑になることを考えると一階の方が気楽です。
木造の場合は両隣に挟まれるよりは角部屋を選ぶなど、部屋の位置も重要なポイントなので選べるようならよく考えてくださいね。
女の子は親が多少負担してでもオートロックじゃないと…という意見もありますが最近の事件を見てると結局は頭がおかしいのが同じ建物や近所に住んでたらアウトな気がします。
むしろそのような場合にこそ迅速に逃げられるよう金銭面での援助を頭に入れておいた方がいいかもしれませんね。
築年数と間取りと日当たり
誰でも新しい方がいいと思いますが安いのは当然古い建物(笑)
今回選んだ物件も私と年齢があまり変わらないくらい超古いです。
でもリフォームがバッチリで中が綺麗でウォシュレットまでついてるので親子で気に入りました。
長男は安い服をたくさん買うクセがあるので収納も重視していて、最初はワンルームのつもりでしたが2DKの物件を見たら「広ければ広い方がいい」と言うように。
ちなみにここは駅からちょっと歩く、洗濯機置き場が室内じゃなくベランダ、窓を開けたら目の前に電線という点が広さというメリットを上回るデメリットになって脱落することに。
最後に私が一番重視するのは日当たりです。
いくら平日は寝るだけといっても土日は家で過ごすわけですし、暗い部屋は気分も落ち込みがちになります。
もちろん洗濯物が乾きにくいとかカビが生えやすいというデメリットも…。
一番いいのは南向きの建物ですが南東なら午前中、南西なら午後に日が当たるというように時間帯でも変わります。
これは外からでも確認できるので可能であればマメに見学に行くことをオススメします。
そしてどうしても築年数は浅い方がいいという方は予算を上げるか広さを諦めるかの2択です。
広さ以外には収納がないとか、新しいのに安い物件には何かしら理由があると思います。
キッチンとバストイレ
長男は「料理しない」宣言をしていたのでキッチンにこだわりはありませんでした。
最近のワンルームであればIHの1口コンロのところが多いと思います。
これなら火事の心配もなくていいですよね。
女の子なら2口あった方がいいとかガスの方がいいとかこだわりがあるかもしれません。
うちは何でも良かったはずなのに、選んだ物件はガステーブルを自分で設置するという昔ながらのシステムでしたので余計なお金がかかることに…。
前の住人が置いて行ってくれたりした場合はそのまま使用してもいいのですが、残念ながら綺麗さっぱりありませんでしたのでメルカリで購入しました。
新品だと2万円近くしますがメルカリで綺麗めな中古を探せば半額くらいで売ってます。
|
新品にしろ中古にしろ1口タイプでもあまり値段が変わらないのでどうせなら2口がいいと思います。
都市ガスなのかプロパンガスなのかと、サイズ( 置けるかどうか)はしっかり確認してくださいね!
設置はホースをつなぐだけなので自分でもできそうですが、うちの地域のガス会社さんは開栓立ち会いの時なら無料でやってくれました。
お願いしたい人はガステーブルを早めに用意しておきましょう。
ガス開栓には補償金が1万円必要なのでこちらも忘れずに!
このお金は退去する時返却してもらえます。
必ず見学して設備や周辺環境をチェック
うちの長男は本当に手が離せないほど仕事が忙しいならともかく、「めんどくさい」という理由で見学を私に押し付けました。
でもいくら写真や動画で大体の雰囲気はつかめても見学に行かないと分からない部分は多いです!
私も結婚前は一人暮らし経験があり物件を探すのは好きなのですが前述の窓を開けたら電線はさすがに初体験でした(笑)
他にも最初ほぼここで決まりと言っていた物件はロフトの階段の勾配が急なことが気になりまして、それを伝えると長男も友達にリサーチ開始。
その結果ロフトは荷物置き場にしかならないという意見が多くて選択肢から除外されたのでした。
昔はロフトってオシャレで人気があったんですけどね。
あと線路や道路が近ければ音もチェックポイントですがこれも見に行く曜日や時間帯によって差が出るところ…。
不動産屋さんを長時間待たせるのも気が引けるので難しいですが家で過ごす時間が長い人は気を付けてくださいね。
2~3月の引っ越しシーズンは迷ってたらすぐ物件がなくなっちゃうくらいの激戦なので見学しないで決めてしまう人も多いらしいですがそれは危険です!
耐えがたいデメリットがあって引越したくなっても賃貸は通常2年契約なので違約金が発生してしまいます。
また新しい物件の初期費用も考えると恐ろしい出費ですしね。
完璧な物件はないにしろ妥協できるところに巡り合うには見学は必須なのです。
初期費用や家具家電購入で必要な金額
アパート初期費用は家賃で変動
最後に気になる引っ越し費用のお値段です。
最初に払わないといけない金額は基本的に家賃(2か月分)・敷金礼金・賃貸保証料・火災保険料・仲介手数料・鍵交換費用といったところでしょうか。
敷金は家賃の1か月分のところが多く、礼金は時代の流れで今は払わなくていい物件が多いです。
敷金なしのところも多いのですがその場合は別途退去の時にホームクリーニング代を支払わないといけなかったりするので、払う時期が違うだけかなと思ったり(笑)
保証料と仲介手数料は家賃の金額で決まるので初期費用を抑えたいなら安いアパートを選ぶことをおすすめします。
我が家の場合は下記のような結果になりました。
- 賃料 30,650(日割り)/ 50,000
- 共益費 1,230(日割り)/ 2,000
- 賃貸保証料 26,550
- 火災保険料 20,000
- 仲介手数料 55,000
- サポート料 671(日割り)/ 1,000
※鍵やガス水道トラブルの際24時間対応のサービスで加入必須
以上、合計187,201円でした!
ちなみに現金支払い一括のみでしたので直前にATMでおろしましたが(心配性)今はクレジットカードで分割支払い可能な不動産屋さんも多いです。
あと普通は鍵交換費用が20,000ほどかかりますが、前の住人のをそのまま使うなら無料でいいと言われてそうすることに。
何かあったら前の住人(の周辺)が真っ先に疑われるわけで、さすがに何もないと思いますけどね!
余談ですが郵便物がポストに残っていて、2月頃までは女性が住んでいたことが判明。
女性なら窃盗はしないというわけでもないけどイメージ的には安心だし、家賃が場所の割に安いのは事故物件だからじゃなくて良かったです♡
節約するなら中古家電やサブスクも検討
当初家賃を抑えようと検討していた実家近くのアパートの家賃は32,000円。
そっちであれば初期費用は鍵交換を入れても15万円前後で済んだと思います。
予算を上げた分、家電や最初にそろえるものは安く済ませたい!
なんなら他は全部自分で払って欲しいのですがどうにもこうにも動きそうにない(笑)
前述のガステーブルは引っ越し日までに用意する必要があるし家電もすぐ届くとは限らないので結局母親がほとんど仕切る成人息子の引っ越し。
家電は中古で新品相場の半額以下になりました。
|
基本おまかせになりますが国内メーカー限定とか多少選べるところもあるようです。
|
若干ギャンブル性もありますが届いた家電は幸いわりと綺麗な物ばかりでした。
ただ中古家電の保証期間は90日とか180日とか短いし長持ちしない可能性が高いので最初から長く住む予定の人は新品の方がいいかなとは思います。
布団やタオル、食器など使えるものは持って行き足りないものはドラッグストアや100円ショップで購入。
カーテン、電気ケトル、ハンガーラック、掃除機あたりは比較的安いのでネットで買ってあげました。
机やラグなどは自分で買わせるつもりだったのに私の知らないところで主人が買ってあげちゃいました。
ガステーブル代も含めるとざっくり70,000円くらいになるので初期費用と合計して引越し費用は約260,000円という結果になりました。
狭くなるのでとりあえずベッドやソファーは保留にしましたが今後長男が欲しいようならレンタルというテもあるかなと思ってます。
本人が買えるならご自由になんですけど大きい物ってまた引っ越すことになった時の移動が大変ですからね…。
保険料や更新料など今後も負担する費用
こうして無事引っ越しが(私のおかげで)完了したわけですが、心配なのは働き出したばかりの長男に重くのしかかる家賃や光熱費や食費やスマホ代金…。
大卒なので手取り20万はありそうだし奨学金の返済は親が負担。
まあ通常の金銭感覚なら全然やっていけますよね。
それに今回の物件はネット使用料が無料で、これも大きな決め手になりました。
自分で契約すると毎月数千円かかるわけで決して安くありません。
こっちは手軽でリーズナブルですが光よりは通信速度において若干劣るかな?
他にも駅から遠いなら駐輪場代とか、物件を比較検討する時は単純に家賃の額だけじゃなく「毎月必要になる額」で考えてくださいね。
ある程度金銭感覚が身に着いたら今度は少しずつ貯金もしてもらわないといけません。
車購入とか結婚とかそういう大きな目的はさておき、賃貸は毎月の支払の他に2年ごとに更新料というものがあるのです。
更新料は家賃だけでなく火災保険にもかかりますし、賃貸保証料は毎年1万円くらいかかるはず。
引っ越すにしても今度は全て自分で支払わなきゃいけないし、社会に出た以上もう一生お金のことを考えながら生きていくことになりますからね。
どうしても困ったときは変なところにお金を借りる前に親に相談しろとは言っておきました。
親もお金はないけど長年培ってきた知恵で助けてあげることはできるかもしれないし。
別々に暮らしてもいくつになっても親は子供のことを心配する生き物ではありますが、独立を一区切りとして長男の今後の人生を遠くから見守りたいと思います。
膨大な教育費を少しでも減らすべく
あなたも在宅で副収入を稼いでみませんか?